相思相、愛

※暴力表現



今、苦しい

首に回った手は遠慮と言うものを知らない
酸素を欲しがって口を金魚のように動かす私を見て、彼は更に口角が上がった
窒息寸前で離してほしいはずなのに、いつも浮かべている無機質な笑顔とは違い心の底から湧き出る笑顔を見て不思議と嬉しくなってしまう

「ねぇ名前、苦しい?」

ぱっと手を離される
途端に私の身体は慌てて酸素を吸い込んだ

「嬉しい」

にっこり、怖いから従ってる訳じゃない
自分の意志でそう思った

「そう」

クダリも同じようににっこり笑ってくれたのをみて心がほっこりした
同時に磨かれた革靴で脇腹を思い切り蹴られた
声にならない激痛が全身を走った。がそれでも嬉しいし、離れたくないと思う私は本当にクダリが好きなんだなぁと感じた



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これぞ夜中のテンション








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