おんなのこの日(久々知と双忍)


※生理ネタ
久々知と双忍が女体化
前提として竹くく、勘鉢





この時期はどうしたって苦手だ。
来る前はなんだかイライラして、無気力になる。
来たら来たでお腹が痛い。
しかも稀に周期が狂う。
―最悪だ。


「ピル飲まないからじゃないの?」

そう言ったのは雷蔵だ。
教室の中だからか、声はなるべく潜めている。

「産婦人科なんて行きづらくてやだよ。噂になったらどうするの」
「でも我慢したっていいこと無いよ?」
「昔は痛く無かったのに…」

軽く腹部を撫でるけれど、あまり効果が無い。

「高校受験の時暫く来なかった時期があって、ようやく来たと思ったら痛いし」
「うーん、ストレスが原因かな?三郎も酷いんだよね。今は飲んでるから落ち着いてるみたいだけど」
「雷蔵は?」
「私はもともと無痛だからね、違和感さえ気にしなければ平気。だから薬とかも必要ないよ」
「これを違和感で済ますなんて…。羨ましい」
「そうでもないって。だって来たとき本当に分かんないんだもん。過去どれほどの下着をダメにしたことか…」
「それはそれで大変だね」そこで一端会話は止まる
正直言って話すのも辛い。もうベッドに横になりたい。
しかし生理ごときで保健室に行くのもどうかと思い、そのまま机に突っ伏した。

「今月もだいぶ酷いみたいだな」

別の声に顔を上げれば、先ほど話題に上がった人物である三郎が立っていた。

「うるせ。余計な体力使わせないでくれ…うう」
「なんだ。私がせっかくお前のためにホットミルクティーを買ってきたというのに」
「わあありがとう三郎さすがとってもやさしいなー」
「わかりやすい棒読みありがとう。まあいいだろう。私も気持ちはわかるからな」

三郎から缶を受け取る。
それをお腹に当てれば、少しだけ痛みが和らいだように感じた。

「あーあったかい。でも飲みきれる気がしない…」
「家で温めなおして飲んだら?」
「そうする」

しばらくそうやって暖まっていると、不意に三郎が口を開いた。

「そう言えば昔、どこかで聞いたな」
「?なにを」
「生理痛を軽くする方法」
「なになに?薬じゃなく?」

気になる!と、ずいっと身を乗り出す。
きらきらとした目を向ける兵助に、三郎はさらりと言ってのけた。

「一度出産するんだよ」







おんなのこは大変です!






‐‐‐‐‐

どこかで聞いたなー、程度なのでアテにしないでください
信憑性もへったくれもないので

そもそも出産する方が色々大変だろうに



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