短編 | ナノ

無抵抗の防護壁

*らぶらぶじゃないよ!初対面で襲われてるよ!でも致してないよ!それでもよろしければどうぞ。

きらきらした目で見つめられて、居たたまれなくなって目を逸らす。人を押し倒しておいて、何ていう顔をするのだ。どいて、と言った声は彼の耳に届かなかったらしく、俺の足の上に乗って逃げられないようにした男は、あどけなさの残る子供っぽい笑みを浮かべて、何の悪びれも無くこう言った。

「ねぇ、セックスってスキ?」
「…は?」
「だからね、セックス。ねぇ君は、セックススキ?それともキライ?」
「…自分急に何言って、んっ!」

俺の手を取り何をするかと思えば指を甘噛みした男は、さっきの雰囲気を一変させて瞳をぎらつかせると、(ここでもう逃げられないことを悟った)雄の目を細めてにっこり笑った。さっきの幼稚さは欠片も無く。

「シたいなって君を見た瞬間に思ったの。ねぇ、セックスしよ」

ちゅ、と掌に口付けた男はそう言って俺に目線をやったけれど、彼にとって今のは懇願ではなく確認である。つまり、彼は最初からスるつもりであって俺に意見を求めてはいないのだ。意見を言ったところで彼はYES以外に聞く耳を持たない。なら何のためにこの男はそれを尋ねたのか。強姦にならないようにするため、とか?いやこれは明らかに強姦である。自信を持って言える。今から行われるであろう行為は法に触れる。ならば何故?

浮かび上がった疑問に男が答えるはずもなく。俺の眼鏡をそっと遠くへ追いやると、彼は一層笑みを深くして服に手をかけた。その手を払うことなく、俺は彼にすべてを委ねる。彼の手を振り払うことも、無駄な抵抗をして体力を消費することも億劫で、それ位ならもう目を閉じてされるがままになった方が楽で良い。訴える事は後でも出来るし、何より面倒臭い。俺は身体から力を抜くと、同時に自身の感情までも手を離した。たかが数時間の行為。それだけのこと。


→中途半端ですがここで終わる。パロものですので中学生じゃないです。確かこんなような話考えてたよなぁと思って手探りで書きました。白じろちゃんがえろかったら最強だね!って思ったら妄想が止まらなくなった。最後の忍足は『必殺・心を閉ざす』です。つまりレイ(ry)







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