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イチゴ牛乳とABC

「あ、ジロちゃんイチゴ牛乳飲んどるー」
「んあ?どったの忍足。欲C−の?」
「いや、ちゃうねんけど。珍しいなって」
「そう?」
「俺見たことなかってん。」
「じゃあハジメマシテだねー。ほら、」
「?どないしたん?」
「飲んでみ?」
「え、でもええの?」
「俺がEっつったらEの」
「ほうか。じゃ、イタダキマス、」
「どーぞどーぞ」
「――…ん、美味しい」
「良かったー」
「そんなに甘くないんやね」
「そうだねー。…間接キス、かぁ…」(じゅるるー)
「?」
「なーんでもなーい」


***


「跡部いいなぁ〜ABC」
「は?…あぁ、アレか、」
「あー、E気持っちー♪ってヤツ」
「お前に歌わせられるような歌じゃねぇだろ」
「でもでもぉ〜。俺っぽくない?AとかBとかCとか」
「そう言われてみればそうやんなぁ…」
「でしょでしょー!!だからほら跡部、俺に『E気持ち』頂戴!!」
「…やっぱ止めとき。な?」
「A−何で何で!?」
「…忍足お前意味分かってんじゃねぇか」
「そりゃ題名聞けば嫌でも分かるわな」
「えー『E気持ち』が何なのー?」
「「何でもない」」
「えーえー!!」
「(…そりゃあ跡部の方が似合うわ…)」
「(だろ?ジロー後で説得しとけよ)」
「(嫌やわぁ…)」







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