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31あいす

○忍足従兄弟三人衆。

「なぁなぁ侑士、アイス食お、アイスー!」
「はぁ?何でアイスやねん、いーやーやー」
「侑士さん、今日アイス特売日やって」
「「マジで!?」」
「侑士、これは買わな損やろ!」
「特売日言うんならなぁ…確かに…(ごにょごにょ)」
「侑士さん甘いの好きやなかったんでしたけ?」
「あーうん、そうやねん。せやから買うても全部食えへんかもしれんねん…」
「そない理由やったんか!」
「あんまり甘くないのもありますよ、大丈夫ですって」
「ほうか?なら一個だけ…」
「侑士!!今ならダブル頼むとトリプルになるらしいから、俺と分けようや!そっちの方がお得や!!」
「そうなん?ならそれでええわ」
「侑士さん何がええんです?」
「えーっとぉ……抹茶で」
「無難なヤツしかいかへんなぁ侑士は」
「ええやん別に」


「買って来たで!!」
「おぉ、流石トリプルやな。翔太は何買うてきたん?」
「シャーベット系です。暑い日にあんまりくどいのはキツイですからね、」
「俺は新商品とオレンジチーズケーキやで☆」
「混ざったら美味しくなさそうやな…」
「いっつも後のこと考えへんのでね…あの人」
「侑士、はいあーん」
「いらんてそんな甘そうなやつ」
「えーええやん、一回食えば味分かるやろ?な、な!」
「いらんっちゅーとるのに……あーん、」
「美味しいやろ?」(きらきら)
「…翔太、水持っとらんか?」
「あ、はいどうぞ」
「ありがとさん。………っ、はぁ…」
「何ややけにげっそりしとるで。どないしたん?」
「何が『どないしたん?』やねん!くどすぎて胸焼け起こしたわ!!全く…」
「侑士さん、俺のはどないです?レモンソルベですから胸焼けは起こさんと思いますけど…」
「そっちなら食えるかな、一口食うてもええ?」
「ええっすよ。はい、」
「ふむ……、うん、美味しい!これならいける思うわ。一個全部は分からんけど」
「良かったですね、侑士さん」
「…翔太、自分侑士にはそない素直で優しくて親切なのに何で俺には厳しいねん!!」
「…あんまり好きやないもん、謙也のこと」
「なして呼び捨てやねん!!俺兄ちゃんやで!?」
「あー分かる、謙也は謙也やもんね」
「意味分からんっちゅーねん!!」
「(翔太が物心ついた時にはもうみんな『謙也』呼びやったから、多分それが理由なんやろうな…)」


→翔太君の口調が全く決まらなくて、一応侑士には関西弁+敬語のつもりで、謙也にはタメ口のつもりです。…本当は兄弟×侑士を意識したかったけどあんまりでした。ナチュラルに間接キスをしてる三人。翔太君は謙也には絶対間接キスさせないと思いますが。








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