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リップと朝ちゅん

初めて書いたジロ忍。

「忍足の唇つやつやー」
「慈郎起きとったんか…。そうやね、リップクリーム塗ったからなぁ」
「やわらかそー」
「リップクリーム塗った女の子ならそこらへん歩けば仰山おるって」
「キスしたい」
「慈郎とキスしたい女の子なんてたくさんおるから…」

ちゅ。

「ぬるぬるする」
「…当たり前やろ…」
「でも想像通りやわらかかったよ」
「…はぁ、」
「もう一回!ねぇ忍足もう一回!!」
「やらんわ!」



「さて、どうしてやるべきかな…?」
「ほっといた方が懸命じゃない?」
「侑士俺も俺もー!!」
「岳人止めろ面倒臭くなる!!」
「芥川先輩は積極的ですね…」


***

白じろ朝ちゅん。

「ゆうちゃんおはよー」
「おはようさん。今何時やと思うとるん?」
「えーあーえっとぉ…3時?」(時計を見ながら)
「そやなぁ。お昼の3時やな。おやつの時間やね」
「おやつ?おやつあるの?食べるー!」
「無い訳やないけどあげんからな。俺は今慈郎を説教する気やねんで?」
「え、そうなの?」(しゅん)
「…まぁ説教するって言うても慈郎の寝ぼすけは変わらんからなぁ。仕方ないんやけど」
「おれ、怒られるのイヤー…。ゆうちゃん、」
「何やの?じろちゃん」
「いっぱいいっぱいごほうしするから、ゆるして?」(上目遣い)
「…それはまた誤解を招きそうな発言やなぁ」
「ごめーん」(ちゅっちゅ)
「言っとることとやってることが全然違っとるけど…まぁ、ええわ。今日は許したるで」
「ホント!?おれうれC!」(押し倒す)
「おっと、危ない子やんなぁ…」(微笑む)









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テーマ「人外ファンタジー」
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