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ちゃんちゃん

「なぁ健ちゃん」
「ん?どないしたん、金ちゃん」
「謙也から聞いたんやけどな、男がちゃん付けで呼ばれるのって恥ずかしいん?」
「?何で?」
「だって謙也のイトコは嫌やって言うとったらしいねん…。だからな、もし健ちゃんが嫌やったら言うてな。他の呼び方するから」
「…うーん、そやなぁ…あんまり気にはしとらんかったし、俺は別に構わへんよ」
「ホンマ?じゃあこれからも言うてええんか?」
「ええよ。名前で呼ぶよりフランクでええと思うし。それに…」
「それに?」
「…俺の事、覚えとってくれとるだけでも俺は嬉しいから…」
「…健ちゃん、大丈夫やで!!」
「金ちゃん?」
「ワイ、健ちゃんのこと忘れたことなんか一度も無いで!!だから大丈夫や!!」
「ありがとうな、何か感動してきた…」
「え?何で健ちゃん泣いとるん?!ワイ健ちゃん泣かせたかった訳やないで!?」
「ちゃうねん、これは嬉し涙やから…」
「嬉しいのに涙流すん?健ちゃん変わっとるなぁ」
「そやなぁ……ありがとう、金ちゃん」
「そない言われると照れるわぁ!!」

→金ちゃんと健ちゃん。ソーラン節聞いてると、この二人すごく仲良しっぽく聞こえるのは私だけじゃない…はず。金ちゃんは四天宝寺の先輩ほぼ全員と仲良しなんだろうなぁ。


あえて切ったけどやっぱり書いておくネタ。

「健ちゃん大丈夫やで!!俺、謙也のことは忘れたことあるけど、健ちゃんのことは忘れたことなんか一度も無いで!!」
「え、俺?」

…本当は謙也が入ってカオスだった。(主に可哀想な謙也君がいたんですがばっさり切りました。)









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