SSS | ナノ

黒ver

ヤンジロ×忍足。

「何泣いてんだよ」
「違うもん泣いてへんもん」
「嘘付け目潤んでんぞ」
「違うもん別にジローに『お前のことキライ』とか言われて泣いとる訳やないもん」
「やっぱり俺のせいなんじゃねぇか」
「違うで!さっき見とったラブロマ漫画がなぁ…」
「あれラブロマ漫画じゃねぇよ俺の私物(正しくは兄に借りた)だよ」
「別にジローのせいで泣いとるんやないもん漫画のせいやもん!!」
「あれギャグ漫画だよ!!」
「笑い泣きしただけや阿呆!」
「あーもう…悪かったって」
「…」
「(…やべ、マジどうしよ…)」
「…ホントは全部嘘やったって、言ったらどうする?」
「は?……、はぁ?」
「ホンマはジローのせいで泣いとったんですー」
「……あー、俺騙されてたオチ?」
「うん」
「…俺何の為に悩んでたんだよ…」
「ごめん、ごめんな、ちょっと思いついてん。いつ気付くかなと思ってたわ」
「忍足の癖に生意気だ」
「でも先に俺を騙そうとしとったんは自分やん?」
「忍足キライ、だいっきらい」
「これはどっちの意味なんやろなー」
「うるせぇよ」
「自分おもろいなぁ」
「…」
「あ、ごめん茶化し過ぎたな堪忍…」
ちゅっ。
「…ジ、ロー?」
「顔真っ赤だC」
「うわぁ不意打ちは卑怯やん自分…」
「卑怯じゃねぇCー」
「…な、なぁ、何で急にキスしたん?」
「ない頭振り絞って良く考えてみろばーか」
「何で俺怒られるん?ちょ、良く分からんのやけど!」
「だから馬鹿って言ってんだろうが!!」



「(キスを反対にしてみろって言ったら流石に気付くだろうし、ぜってぇ言ってやんねーからな…)」


→何だかヤンジロの捉え方を失敗した感が否めないけどまぁこれはこれで。








人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -