お題小説 | ナノ


しっぽは口ほどに
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俺の恋人にもし尻尾が生えとったら、か。あの子口で思ってること言いよるからなぁ、別に無くてもええかな。あ、でもあったらあったで可愛らしいからええけど。尻尾ぶんぶん振ってきらっきらの笑顔で「せっくすしよ!」っていつもと何一つ変わらんやないか。

「でももしおれにしっぽがあったらさ、」
「ん?何かあんのか?」
「きっとキモチイイよ〜。ふかふかだし、やわらかいと思うんだよね」
「それは確かにええなぁ」
「でもおれ的にはゆうちゃんにしっぽ生えてほしいなぁ。ぜったいかわいいのに」
「いや、俺はええわ。(思考見抜かれるのは困るしな)」




 


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