お題小説 | ナノ


34おぼえる
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ゆうちゃんとのせっくすはきもちよくてだいすきだ。ほかの人とはシたことないからわかんないけど、でもゆうちゃんだからこんなにキモチイイんだと思う。だってシてる時のゆうちゃんの顔すごくかわいくてえろくてたまんないんだもん。

「ゆうちゃん、ゆうちゃんっ!」
「…んー?なんやの、じろちゃん」

少しかすれた声で、ゆうちゃんがしゃべる。ごめんね、ちょっとやりすぎちゃったねって言うと、別にええよって言ってくれる。おれあんまりせっくすの時もういっぱいいっぱいだから、ゆうちゃんのカラダの心配とか出来ないんだ。だからいつもシた後にしかあやまれない。ごめんね、もう一回言うとどうしたん?とこっちを向いてくれたゆうちゃんの目元が赤くてやっぱりまたごめんねって言っちゃう。あんまりあやまるとおこられるのに。

「何やよう分からんけど、俺は大丈夫やから。じろちゃんのせいやないし」
「…でも、」
「気にせんといて、って言うてもするんやろうな自分は。しゃあないなぁ、」

ぎゅ、とおれを抱きしめたゆうちゃん。あったかくてきもちよくってシアワセだけれど、いいのかなって思っちゃう。おればっかりシアワセでいいのかなって。
ゆうちゃんはそんなおれのキモチを分かってるかのように、ええよって言った。

「じろーが今気持ちええって思っとるのと同じように、俺もじろーと一緒におれて幸せやねんから」

だから、『大丈夫』やねんで。
にっこり笑ったゆうちゃんの顔がすごくキレイで、おれはゆうちゃんをぎゅってしながらすごくシアワセなキモチになった。ゆうちゃんもおんなじように『シアワセ』なら、イイにこしたことはないって思うから。

→これ、お題のこと考えて作った話ではないので若干ずれてる気がしないでもないですが、たまにはえろねたでもほのぼのとした話を書こうと思って。白じろちゃん目線の話は平仮名がいっぱいで楽しいような難しいような。


 


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