2012/04/21 19:05
▽短編+1

 まずはスパナの方から。けっこう前の更新ですが、えっと、これは前サイトに置いてあったもののリメイクですね。私は貧乏性ですのでついこういうこともしてしまいます……。なんだか珍しい構成ですね。これをスパナ夢と言って良いのか果たして謎ですが、悲恋を遂げた彼らを冷静に分析する入江くんの視点はお気に入りです。悲しい出来事を当事者ではなく客観的な語り手に語らせるとまた違いますね。ちなみにこれのベースを書いたのは、まだ入江くんがばりばりの悪役だった頃ですね。スパナの一人称が「ウチ」でびっくりした思い出があります。格言に関しては雰囲気作りの一環ですのであまり考えず導入の雰囲気を味わっていただければと思います。

 続いて桐山くん。これは正直、ここ最近書いた話の中で一番のお気に入りかもしれない……笑。桐山が彼女に恋をしている描写は、実はラストだけではなく前半にもあります。それが「島田さんに見られなければ、良い話だ」というモノローグです。これが鍵です。桐山くんが彼女に対して何も思っていなければ、二人で一緒にいるところを島田さんに見られたって良いはずなんです。桐山くんが見られたくないと思っているのは、深層心理では彼女にそういう思いがあるからなんですよ。
 桐山くんは冷静だけれど、惚れやすい一面もあると良いなぁなんて思ったり。恋に落ちるのは一瞬で、けれど自分に自覚がないから感情に収拾がつかなくなってパニックをおこしちゃう。そんなイメージです。
 コミックスであまりにも桐山くんがかっこよかったので思わず書いてしまいました(*´∀`*)
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