2012/08/29 19:13
▽短編+1

 夏だし、バッドエンドといえばホラーだなぁなんて考えながら、書いた作品です。前半ではほのぼのとした空気に、後半では一気に落として、その差を出来るだけ大きくすることを目指しました。でも、文章の量でも差が出すぎちゃって、ちょっと後半に無理やり感がでてしまったかなぁ。ホラー難しいです。ぜんぜん怖くないなぁ。うーん。

 一応前半に、なんとなくヒロインが実は幽霊であると分かるようなフレーズをところどころ配置しました。一つ目はムウマージのくだり。ヒロインは幽霊なので、ゴーストポケモンとはもろに会話できる、という設定です。二つ目はオニドリルです。「オニドリルをボールから出した」という文から一人称を外しました。ヒロインが出したのではなく、マツバは一人で外に出て、一人でぶつぶつと呟きながら、オニドリルを出してたんですね。そして三つ目はヒロインの腕が冷たい、という描写。これはけっこう強調して何度か書いたので、分かっていただけた方も多いかな、と。ジムに向かう途中でたくさんの視線を受けたのは、マツバが一人でブツブツと会話しながら歩いているからですね。マツバさんは勘違いしてますけどね。
 そして、ハヤトくんと会ったところでは、ヒロインの台詞がハヤトくんには聞こえていないので、ヒロインの台詞を抜いても違和感のない会話になるように、しました。ここもうちょっと台詞増やせば良かったですね。うーん。

 という、実は色々と考えていたのですが恐らく誰も気づかない細かすぎて伝わらないホラーを書いてしまったというオチでした。素敵な企画に参加させていただき、有難う御座いました。
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