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会話分その1

?月分
※ 会話文・・・フリオネタ2本。災難1〜2のあたり。おんぶされてます。


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1.


「うわっ、髪!引っ張るな!」

「だって邪魔なんですもの。さっきから腿にかかってくすぐったいんです」

「そりゃ悪かったな」

「こうやって前に垂らしておいてくださいね」

「はいはい」

「あとこの武器、もう少し前にやれませんか?顔にぶつかりそうなので」

(注文多いやつだな)

「重いですか〜?」

「そりゃあ重い」

「女の子に向ってひどいですね」

「女の子なら女の子らしく大人しくおぶわれててくれ」

「暇なんです」

「……」

「無視しないでくださいよ〜」

「おいっ、あんまりくっつくな!」

「だって落ちたら危ないじゃないですか」

「…暑苦しい」

「それはこっちも同じです」

「じゃあ降りるか?」

「こんなところに怪我した私を置いていく気ですか、酷いですね」

「そこまで言ってないだろ」

「あぁあ〜、お姫さま抱っこが良かったな〜」

「断る」

「きっとティーダならしてくれたと思うんですよね」

「そうか。それならティーダにしてもらえばいい」

「フリオさん、冷たい〜」

(疲れた……)







2.


「フリオさん、敵があそこに」

「ひとまず逃げるか」

「見た感じ、弱そうです」

「見た目で判るのか?」

「私の魔法でもいけますかね」

「やる気まんまんだな」

「レベル低いんですよ」

「まだ参戦したばかりだからな」

「ここいらでレベルあげておきたいところなんですけど」

「いい心意気だ」

「たまにはお役に立ちますよ?」

(役立たずの自覚はあったのか?)

「じゃあ、やってみるか」

「先手必勝ですよね」

「あっ、おい…」

「え〜いっ!」

「うぁっ…ばか!こんなところでっ」

「あぁ〜、氷が跳ね返ってきましたよ」

「なっ……いてっっ!」

「ちゃんと避けないとダメじゃないですか」

「いや、お前が急に魔法ぶっ放すからだろっ」

「油断禁物ですよ」

「お前に言われたくない」

「でも、当ったのが欠片のほうで良かったですよね〜」

(クラウド、セシル、ティーダ…助けてくれ……)





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