会話分その1
?月分
※ 会話文・・・フリオネタ2本。災難1〜2のあたり。おんぶされてます。
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1.
「うわっ、髪!引っ張るな!」
「だって邪魔なんですもの。さっきから腿にかかってくすぐったいんです」
「そりゃ悪かったな」
「こうやって前に垂らしておいてくださいね」
「はいはい」
「あとこの武器、もう少し前にやれませんか?顔にぶつかりそうなので」
(注文多いやつだな)
「重いですか〜?」
「そりゃあ重い」
「女の子に向ってひどいですね」
「女の子なら女の子らしく大人しくおぶわれててくれ」
「暇なんです」
「……」
「無視しないでくださいよ〜」
「おいっ、あんまりくっつくな!」
「だって落ちたら危ないじゃないですか」
「…暑苦しい」
「それはこっちも同じです」
「じゃあ降りるか?」
「こんなところに怪我した私を置いていく気ですか、酷いですね」
「そこまで言ってないだろ」
「あぁあ〜、お姫さま抱っこが良かったな〜」
「断る」
「きっとティーダならしてくれたと思うんですよね」
「そうか。それならティーダにしてもらえばいい」
「フリオさん、冷たい〜」
(疲れた……)
◇
2.
「フリオさん、敵があそこに」
「ひとまず逃げるか」
「見た感じ、弱そうです」
「見た目で判るのか?」
「私の魔法でもいけますかね」
「やる気まんまんだな」
「レベル低いんですよ」
「まだ参戦したばかりだからな」
「ここいらでレベルあげておきたいところなんですけど」
「いい心意気だ」
「たまにはお役に立ちますよ?」
(役立たずの自覚はあったのか?)
「じゃあ、やってみるか」
「先手必勝ですよね」
「あっ、おい…」
「え〜いっ!」
「うぁっ…ばか!こんなところでっ」
「あぁ〜、氷が跳ね返ってきましたよ」
「なっ……いてっっ!」
「ちゃんと避けないとダメじゃないですか」
「いや、お前が急に魔法ぶっ放すからだろっ」
「油断禁物ですよ」
「お前に言われたくない」
「でも、当ったのが欠片のほうで良かったですよね〜」
(クラウド、セシル、ティーダ…助けてくれ……)
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