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そして君は永遠になった


「貴方の光は強すぎる」

そう苦笑を覗かせて、私の目の前から去っていってしまったのはそう遠くない日。
再び見合えた時には、君の意識は封じられていた。

何を捉えているのか定まらない視線。
競合い響く金属の共振音。
光の射さない瞳に一瞬映りこんだ自身の映像。
何度名を呼びかけようが、君の攻撃の手が止むことはない。

なにが君を闇に落としたのだろうか。
暗く深い闇に覆われようとも強い意志を内に秘め、いつでも気丈に剣を振るっていたかつての君の姿はもうそこにはない。

剣の柄を伝い、手が赤く染まる。

「これで…、良かったのか」

塵となって薄れ逝く君の姿に、そう自問する。





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