雨宿りに入った場所での続き
正直こんなに燃えるとは思わなくて。体に力が入らず、体重を石壁に預けたままの名前の身体を後ろから突き上げる。濡れた髪、薄く透けたブラウス、ダメだと言いながらもされるがままに喘ぐ声が俺の生殖本能を呼び覚ます。
「やっべ、超キモチイイんだけどォ…。」
「あっあたしも、すごい、良いっ」
もうここが野外だろうが神社だろうがお構いなしだ。ただひたすら絶頂に向けてお互いが体の中を貪り食う。理性が切れたらそんなモンだろ?名前の大好きな後ろの膣壁に引っ掛けるようにして数回出し入れすると、声を上げて中がキツク収縮した。持って行かれそうになるのを耐えて、ゆるゆると腰を動かし、感度の上がった名前を再び攻める。
しかし、とっさに名前の口を塞いで腰を止めた。遠くの方から雨音に混ざってパシャパシャと言う音が近付いてくる。オイオイマジかよォ…。
「うわービショビショ。」
「雨降るなんて聞いてなかったしな、屋根あって良かったけど。」
おそらく箱学の生徒であろう声が聞こえた。何なんだこのマンガみてぇなタイミングは…!内心毒づいてみたが状況は変わらない。姿が見えない所にいるのがせめてもの救いだ。
声に気づいた名前もさすがにハッとして背中が緊張した。さっきまでノリノリだったのに今は少し怯えてるみたいで、チラリと後を向いて助けを乞う様な顔をしていた。
何故か俺はその表情や小さくなった背中にイタズラ心が芽生えてしまい、挿入されっぱなしのチンコでぐるり、とゆっくり中を掻き回してみた。びくっとした名前は、ダメだよと言わんばかりに必死に首を振る。
アァこの感じ…。
「や、やすと…も、ダメ、んっ」
「人居んだからちゃんと我慢しろヨ?」
ゆっくり、焦らすように腰を動かす。自分の腕に顔を埋めて声を出さないようにするその格好が煽ってるのが分かんねェのかな?しかしじれったい動きに痺れを切らしたのか、自ら腰を振ってケツを擦り付けてきた。それに応えてやるように奥の方にグリグリ押し込んでやると、「あっ」と可愛い声をあげる。
「…ねぇ、何かいない?」
「そうか?雨音じゃね?」
「え〜違うよ、変な音聞こえたって…。」
思わず自分の口を塞いだ名前が恨めしそうな顔を向けた。反応が楽しくって、再び腰をゆっくり動かす。
「気付いてこっち来ちまったらどうするよ。それもアリかぁ?見られながらってヤんのも悪くねェし。」
耳にぴったり唇を付けて問い掛ければ、また甘い息が漏れて。それでもイヤイヤと首を振る名前の腰を引き寄せた。必死に我慢してんのに、しきれてなくて、乱れた呼吸音とかくぐもった声が雨音に混ざって発せられる。
「ねぇ、怖いから帰ろうよ、どうせ濡れてるし雨止むかわかんないからさ…。」
「確かにキリがないしな…さっきより弱まったし行くか。」
再びパシャパシャと言う音が聞こえ、今度は遠ざかっていった。
「…もう!靖友のせいで寿命縮んだじゃんバカ…!」
「ヨガって欲しがってたからだろ、中締め付けまくってよ。」
「ひぁっあ、そんなん、じゃっあ、ない!」
「本当は気づかれたかったんじゃねぇの?」
「ちが、う あっやめっ あ、あんっ」
「さっきもこれくらいガンガンやりゃぁ良かった、な!」
「い、あッーーー!!」
相当焦らされた為か喘ぎっぱなしで乱れっぱなしの名前。言葉とチンコで攻めて何度も絶頂へと導いてひたすら求め合う。『非日常』、と言うスパイスは効き過ぎてクセになりそうだ。
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To理咲さま
リクエストありがとうございました!
「雨宿り〜」の見つかりそうになるお話と言うことで、こんな感じになりました^^
リクエストに沿えてるかちょっと心配ですが…
ご要望ありましたらお直しするので遠慮なく言って下さいね!
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