腰を掴まれ、つきあげられて体が震える。脚の力が抜ける。それと同時に手首に食い込むネクタイ。ぼんやりとする意識の中でも、目の前の隼人はまだ満足していないのだけは分かった。
これは隼人の「お仕置き」である。私が他の男子生徒に髪を触られた事が一番の原因。

「たかが髪触られたくらいで…。」

正直そんな感想を抱いたが、彼は意外とその事を気にかけた。

「隙を見せすぎなんじゃない?」

そう言って彼は私を教室へ連れ込んだ。

「もしこんな事されたらどうするの?」

そう言って彼は壁に私を押し付け、ネクタイを外した。

「隙作ってたらどうなっちゃうか、ちゃんと教えないとな?」

そう言って彼は教室の配水管に、私の手首をネクタイで固定させた。脱がせた下着を口に詰めて塞いだ。
後はただただ痛かった。慣らさずに突っ込まれる感覚、「無理矢理ってこう言う事なんだな。」と、実に冷静な事を感じたなと自分でも思う。拒否する事もできず、声を上げる事もできず、されるがまま。

ただ、その感覚はだんだん薄れてしまっていった。

隼人が呼吸を荒くして腰を振って。濡れてない膣は、だんだん隼人のカウパー液のせいで水気を帯びていって。そして隼人のモノを体が覚えていて。
気持ち良さで脚の力が抜けて体重が手首にかかる。隼人の動きに合わせて体が揺れる。くぐもった私の声はもはや抵抗によるものではなかった。

「気持ち良くなっちゃ、お仕置きにならないじゃないか。」

そんな悪態をついても彼はどこか楽しそうだ。もしかしたら、こんな風になる事もお見通しだったのかもしれない。繰り返され続けるピストンに、私の頭の中も膣の中もぐちゃぐちゃにされる。

「悪い子だな。さっきまで拒否してたのに、こんなに欲しがって。もっと酷くしなきゃダメか?」

指が食い込むくらい腰を掴んで奥へ奥へと抜き差しする。腰が砕けてネクタイが手首を締め付ける。
気持ち良い、でも痛い、気持ち良い、痛い、気持ち良い、気持ち良い、気持ち良い。

「あッ出る、」

びゅくっ、とお腹の中に熱い液体が広がってゾクゾクと快感が体を巡った。絶頂に達した後、手首に全体重がかかって、またイってしまった。

「仕様がないヤツ…反省、してないな…?」

あぁ、その呆れたような目。白濁と隼人が残ったままの体内。
ぐるり、と体を反転させられるとまた一段とネクタイが手首を締め上げて。でも、それ以上に下の口がしまって。ギリギリまで陰茎を引き抜かれて、それだけで次に来るであろう衝動を予想してイってしまいそうだった。

(ねぇ、もっと酷くして。罵って。仕置きして。)

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Toおきこさま
こんにちは、リクエストありがとうございます!遅くなってしまい申し訳ありません。
新開さんを怒らせてお仕置き、でしたがヒロインがマゾヒストに目覚めるような話になってしまいました…(^^;)
ちょっとガチで痛いようなお仕置きとか、本当に酷そうなのは今回避けましたがご要望がありましたらどうぞ!笑
新開さんはお仕置きと言う名の行為で相手をてごめにしちゃうんだと思います…お仕置きと言うか、調教というか、一種の目覚めを助長させますね〜恐ろしい!
ではご意見等ございましたら書き直しますのでお気軽にどうぞ〜^^






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