bondage

ユウジは手作が器用だ。お笑いの小道具を自分で作ったりするし、美術が得意だったりする。この前貰ったアクセサリーも、ユウジが作ってくれたものだ。
そして今回、とんでもないものを作ってしまった。

「…なにこれ?」
「亀甲縛りセットや!」
ユウジがそいつを誇らしげに掲げる。
「もう形ができとるやろ?ガチの縛りやのうて、身体を通して後ろで締め上げて亀甲縛りのように見せられる代物なんや。」
「…へぇ。」
「SM初心者、ソフトSMを楽しみたいっちゅー人にオススメやで。」
「へぇぇ…。」
「でもまだ実際使いやすいか試してへんくてなぁ…。」
あぁ嫌な予感しかしないよ、この嬉しそうに話す姿。案の定、「せやから名前、頼むわ。」と、有無を言わさずユウジは私の服を脱がしにかかった。


*

「我ながら完璧なできや。」
赤い縄が肌に食い込む。痛くはないが普段拘束される事なんてないから変な気分だ。
「わかったから早くほどいてくんない?」
「この身体をよりやらしく見せるのがたまらんわ。」
「話聞きなよ、っん」
反論はユウジの口によって止められた。舌を何度も抜き差ししてるうちに、私もスイッチが入ってしまい呼吸が早まる。
「はっ、あ!」
「キスだけで乳首たってしもうたん?」
身体を這っていたユウジの指が胸元に集中した。縄が食い込み、乳房が強調されたような状態になっている。
「こないに自己主張しよって。ほんまヤラシイ身体やなぁ。」
れろ、と乳首を舐めあげられて身体に力がはいる。びくっとするたびに縄の締め付けを感じた。
「やだぁ…苦しい…」
「名前のヤダ、はエエんやろ?なぁ?」
股にかかった縄をぐっと引っ張られてまた喘ぐ。ほんま説得力ないわと呟きながらユウジが私の後頭部を掴んで口に硬くなったモノをあてがった。
「んぅっ!」
「ホラ、ちゃんと舐めや。」
ぺろ、じゅっと音をたてながらソレを舐める。強めに吸うとユウジが声を漏らした。
我慢できなくなったのか、後頭部をつかんでガツガツと喉の奥に当たるくらい突っ込んできた。途中苦しくなってむせそうになるがそんなのお構いなしだ。
「あっイクっ…」
「ふっあ、」
咄嗟にユウジが口から抜いて身体に精子をかけた。
「名前えっろ…」
身体を見て自分もそう思った。しかも私はまだイッてない。下半身が疼くのが分かる。
「ユウジ、早く…私も…」
「ほんま淫乱やな。」
とん、と押し倒され、割れ目をくぱぁ開かれて再び硬度を増したユウジのものが突っ込まれた。
「中、あっつ」
ユウジにされるがまま、ぬぷぐちゅと卑猥な音をたてながら抱かれる。
「レイプしとるみたい…。」
「ひ、ぃあ…」
「名前もこうやって無理矢理されるのエエんとちゃう?」
「し、らないっ」
「好き勝手ヤられて、俺のちんこ離さへんもん、なぁ!」
「あぁ!」
ずんと深く突き上げられ達する。それに続くようにユウジが数回ピストン運動をして吐精した。


「正直良かったやろ?」
「…はい…。て言うかユウジ元気すぎ。私は疲れたよ。」
「そんだけムラムラしてしもうたんや。また何か作ってきたるでな!」
「いや、もう良いっす!」

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