1.舐め合い

ショートケーキの苺を謙也の口まで運ぶ。美味しそうに苺を頬張ると、クリームもちょうだい、と可愛いおねだり。指ですくってちゅぱっと吸われて、何度か繰り返す。指に舌で這わせるように舐める謙也の目がヤラシイ。そして謙也がクリームを指にすくって私の前に持ってくるものだから、私も同様にその指を舐めとった。

「唇にクリームついとんで。」

ぺろっと唇をひと舐めされ、再びクリームを指に乗せた謙也は今度は私の鎖骨にそれをつけた。器用に服のボタンを外しながら、鎖骨をペロペロと舐め回す。ブラのホックを外し、案の定胸の突起にクリームを塗りたくられた。鎖骨から下へ舌を這わせていく。

「名前はこっち。」

上目使いで見つめながら、クリームのついた指を私の口の中に押し込まれた。それから謙也が胸に舌をあててお互いに舐め合う。
さっきから太股に当たってる謙也の硬いモノ。ズボンとパンツをずりおろすと既に我慢汁でヌルヌルしているのがわかる。口から指を抜いて胸を弄ぶ謙也を離し、硬くそそりたつソレにクリームを塗りたくった。「んぁっ…」なんて可愛い声を漏らされて、我慢できず口に含む。

「甘いんだか苦いんだか、わかんないね。」
「言うなや…。」

快感に耐える謙也が可愛くも愛おしく感じ、裏筋を舐めたり吸う力を強めたりして攻める。

「ぃっあ、あかん…!」

どぴゅっと勢いよく精子が飛び出し、口から少し垂れて謙也のモノに伝った。謙也は精子で汚れた自分のモノに、再びクリームをつけ、私の膣にあてがった。

「ちょっと、色々ついてんだけど。」
「こっちのお口にも食わせてやらなな。」
「うぁっ…!」

ぬるっといつもと違う感覚と、クリームの冷たさに背筋がびくりと跳ねる。数回中でゆるゆる動かしてから、腰を掴んで勢いよく打ち付けてきた。次第にクリームが溶けてきたのかくちゅ、くちゃと水っぽい音が聞こえてくる。

「名前の口、涎たらしながら美味そうにくわえよる、で。」

ぐっと腰を持ち上げまんぐり返しにした謙也は「見える?」なんて聞きながら出し入れをしている。謙也が腰をひくたび、私の膣内から白っぽい粘着質な液体やが謙也のモノに絡んでいくのが見えてひどく興奮した。

「ヤラシイの好きやなぁ、えらい締まったで。」

謙也にも伝わったようで腰を持ち上げ、見えるようにラストスパートをかける。快感で力が入らなくなった私はだらし無く声をあげて謙也を受け入れるだけだ。

「イ、く…!」
「中、だして…」

ドクンドクンと脈うって謙也が果てたのがわかった。中に注がれた熱い感覚に私も快感のピークを迎えた。
けだるさでベッドに横たわる私に、謙也がまたケーキをもってきた。「もっと食べよ?」なんて、どんだけケーキが好きなんだよと心底思った。

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