貪欲高校生

※イラマチオ気味?

新開君とベッドに座ってお話して、髪を撫でたりキスしたり。まぁ高校生二人きりで居ればだいたい最終的にはこう言う流れになるワケで。手慣れた手つきで制服を捲られて手が侵入して。徐々に脱がされていく。
髪を撫でた手は私の頭を新開君の元へ引き寄せられて、柔らかい唇が耳に触れる。いよいよ私も身体の奥がキュっとしてしまっていけない。お構いなしに新開君は私の耳元で声をかける。

「ねぇ、名前ちゃん」
「っなあに?」
「俺のパワーバー、食べない?」

俺のパワーバーとは彼がいつも口にしている補給食の事だろうか。それとも別のナニかの隠喩だろうか。この流れだと恐らく後者だろう。

「…新開君バカ…?」
「まぁ否定はしないな。」
「しかもイキナリだし。」
「んー、ちょっと試したい事があって。」
「え、何?試したい事って?」
「名前ちゃんが興味を持ってくれ嬉しいよ。」

私から離れた新開君はさっそくとカチャカチャズボンを脱ぎはじめた。違う、そう言う意味じゃないのに!
彼の顔に似合わないグロテスクなソレを、目の前に差し出されて尻込みしてしまう。と、ホラと顎を掴まれて半ば強引に口へ押し込まれた。
以前教えてもらった通りに、新開君のものを懸命に吸う。新開君のは大きくてくわえるのが苦しいけど、「良い子」と褒められるのが嬉しくて必死に奉仕した。すると頭をなでていた手が耳元を覆う。

「聞こえる?」

新開君が顔を覗き込む。試したかった事を理解した。耳を両手で塞がれて、舌を動かしたり吸い上げたりするとダイレクトに音が聞こえる。内部から聴覚へと届く感じ。ぐちゅ、じゅ、と普段聞こえない口内の音も嫌でも聞こえてしまう。

「どんな感じかなぁ、フェラしてる音聞きながらするのって。」

そう言いながら頭を押さえ込んで、ぐいぐいと腰を前後させる。優しい言い方したってやる事はえげつない、逃げる事を許さないような体制だし。飲み込み切れなかった唾液が口端を伝う。
チラリと新開君を覗き見ると気持ち良さそうな顔をしていて。肩で息をして堪えてる姿が凄く色っぽい。
ヒドイ事をされてるはずなのに、じゅるじゅると頭に響く行為の音や彼の表情が、その感覚を麻痺させる。むしろ妙に興奮してしまって、強く吸って新開君のモノを必死でしゃぶった。それに応えるように、喉の奥に突き刺すように何度も何度も動かして新開君が果てた。

ズルリと引き抜かれ、押さえ込まれた手を離されて解放される。苦い味。口は疲れたけど奉仕するだけじゃ物足りない、なんて、自分はいつから性行為に対して貪欲になってしまったのだろうか。
そんな事を思っていたら新開君に押し倒されていて。

「やってみたい体位があるんだけど試してみて良いかな、良いよね?名前ちゃんまだイッてないし。」

彼は私以上に貪欲の様だ。

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