infectious

「あ、そろそろ教室出なきゃ。」
「もうこんな時間か。送っていくよ。」

放課後、教室に残って受験勉強をするのが日課になっている俺達。いつも通りに勉強をして、いつも通り帰ろうとした。

「、あ!」
「どうした?」
「タイツが…。」

脚元を見ると椅子の木がささくれたところに引っかけたのだろう、タイツに筋が入っている。

「穴が空かなくてよかったじゃん。」
「ダメだよ、タイツって引っ掛けると伝染するんだから。」

「ほら。」と引っかけた部分を見せられる。なるほど、穴にはならないがだんだん布に亀裂が入ったようになっていくのが分かった。

「縫って塞げるの?」
「ううん、靴下と違ってこうなったらもうダメなんだよ。家帰ってポイしちゃう。」

何だかもったいないな、と思ってもう戻らない伝染とやらの筋に目をやる。次第に広がり、名前の肌の色が浮き出て見えた。あの裂け目はどけまで広がるのだろう、脚のラインをなぞるようにして徐々にほつれていくのだろうか。覗くようにしてあらわになる名前の肌に、息がつまるような、ゾクリと血が凍るような感覚を覚える。

あ、まずいな、と我に返ったが時既に遅し。俺は名前を床に押し倒していた。自分の呼吸がひどく乱れているのが分かる。

「新、開。」
「ごめんな、俺にも伝染っちまったみたい…。」

口が優しい言葉を紡ぎだそうとするが体はそうはいかないようだ。妙な汗をかいていて下半身は次第に熱を持ち始めている。伝染した部分をつぅっと指でなぞると名前が身を捩らせ、俺の理性はそこで切れた。

名前の脚を持ち上げ肩に乗せ、裂け目に指を引っ掻けてビィッとタイツを裂いた。名前の白く柔らかい脚が曝け出され、歯止めが効かずそのままビリビリとタイツを破いていく。名前が顔を歪ませたが、それは俺の加虐心を擽るだけだった。

裂いた部分から覗く脚に頬擦りをし、歯を立て舌で愛撫する。徐々に上へのぼってゆき、太股の付け根を執拗に攻めてみた。
端から見れば強姦に見えるような行為。名前の口から零れる否定の言葉と甘い声にいよいよ我慢ができなくなり、ズボンとボクサーをずり下げる。
タイツの継ぎ目は縫い込まれていてなかなか破けないようなで、破りかけのまま、名前の下着の間から俺のちんこを捩じ込んで律動を始める。

「イヤイヤ言っても満更でない感じ?」

そう言葉をかけたがプイッとそっぽを向かれてしまった。素直じゃないなぁ。でもさ、慣らしてないのに名前の中トロトロなんだよ。中を掻き回すように腰を動かせば、こちらは素直にぐちゅりと音をたてた。

「聞こえる?」
「やっ…聞こえ、ないっ」
「ウソつき。ほら、ほら。」
「う、あん、あッ!」
「タイツ破られて無理矢理犯られて感じちゃうなんてなぁ。」

名前は必死で「ちがう」と否定するが、言葉を浴びせる度にきゅぅっとナカが締まるのが感じられる。随分と酷い事をしてしまったと反省しつつも、こんな良い反応をされてしまってはやめられない。
もっと否定して、でも体はもっと俺を求めて。そんなチグハグな名前をもっともっと魅せて。

「あッんヤダヤダ新開、う、あ!」
「ん、くっ」

びくびくとナカの収縮に促されて、俺も名前の中でイった。ずるっと半分抜くと、白濁液が一緒に垂れて思わず息を飲む。そのまま、ポケットからケータイを取り出し、ボロボロになった名前の下半身とそこに半分程埋まる俺を撮った。

「最低、消して…。」

予想通り当たり前の反応。でもさ、下が疼いてまた締め付けたのは自覚がないのかな?

切れた理性の糸はなかなか戻り得ず、求める本能行動は体全体に伝染し支配していく。裂け目から溢れた欲望は止められはしないのだ。


(でも俺の事はポイしないでね)

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