Consor+Banda | ナノ






太陽が嫌いだった。

燦々と降り注ぐその光は、醜い己を嘲笑っている様に見える。


「なぁに暗い顔してんだ、お前は」


痛い位に背を叩いてくる男は、こちらを見ながら豪快に笑った。





眩しい。
その耳障りな笑い声も、くしゃくしゃな笑顔も、全てが嫌いな太陽と重なってくる。


「…五月蝿いぞ」


その光は心の奥底の、見たくない所まで余す事なく照らしてしまうのだ。



頼む。
頼むから。




これ以上、自分が間違っているかもしれないなどと気が付かせないでくれ。






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