同じ著者の「魔王」の完結編とも呼びたい本です。
"検索したワードによって人間が監視される"というのがいかにもあり得そうで、全体に緊張感と緊迫感が漂っており、はらはらしつつ読みました。
テーマが難しいのにこれを娯楽小説として書ききった作者の筆力に感服。「重力ピエロ」や「アヒルと鴨のコインロッカー」くらいタイトルがぴったりはまっていたのも良かったです。
内なる情熱を秘めた(?)主人公の渡辺さんが啖呵を切るところが格好いい。
あと、結局愛してるんかーい! と思いました。
佳代子さんは一体何者なんだ…
2014 5.12 Monday
本の感想
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