NOTEBOOK

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2015 11.1 Sunday


読んだ本の感想

Category:感想

##amz_4150311668#S#虐殺器官の50年後の世界を描いた、伊藤計劃氏の最後の長編です。
細部も全体も凄まじい完成度なのは言わずもがなという感じで、感想も"とにかく凄いからみんな読んでほしい"以外にないという…。
虐殺器官がとてもハードで淡々としていた印象だったのに対して、少し柔らかい雰囲気で取っつきやすいかもしれません。
虐殺器官のものすごい勢いのある文章とはちょっと違って、丁寧に時間をかけて書いたのかなあと感じました。
伊藤計劃の長編の新刊が永遠に出ないことが残念でなりません。

##amz_4101200211#S#本と本のあいだに生まれる本"幻書"と、幻書とともに生きる一族の物語です。
タイトルと表紙と森見氏の推薦文に惹かれて衝動買いしたのですが、これ、自分の読書史上稀に見る大当たりでした。
訳の分からない熱量で書かれてる本大好きです。
航空機事故や太平洋戦争の描写がかなり胸に迫るものがあって、ふわふわ楽しい愉快なだけの内容ではないのですが、たくさんの人に読んでもらえたらいいなあと思います。
ここの文章いい! と感じたところに付箋を貼りながら読んだら、結局30枚くらい使いました。

##amz_4048655418#S#表紙にホイホイされ、ネットで立ち読みしたら続きがどうしても気になり、購入するに至った本です。
"呪い"によって異能を得た人々の思惑が絡まりあって物語が進むのですが、腹に一物あるキャラクターばかりで非常にこう、自分が好きなタイプの話でした。
こういう薄暗いのっていいですよね。淡々とスピーディに話が進むので読むのを止められなくなります。
伊坂幸太郎のグラスホッパーとかマリアビートルが好きな人はきっと好きだと思います。
続編出ないかな!
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