もしもここに(ヴェルナー+ドミトリー+セルジュ)
行きつけのバーにて、ヴェルナーが後から来る
「こんばんは」
「あっ!? ドミトリー、てめえなんでここにいるんだよ。帰ってクソして××して寝てろよ」
「セルジュに呼ばれたんですよ。よく開口一番自分の頭の弱さをそこまで露呈できますね。さすがです」
「二人ともやめろ。仲がいいのは分かったから」
「よくねえ」「よくありません」
「……」
「大体なあ! こんなひょろひょろのアスパラ野郎と仲間なんてこっちから願い下げなんだよ」
「僕だって君と仲間なんてごめん被りたいですよ。そもそも何ですか、アスパラ野郎って。人を侮蔑するのも大概にしてほしいですね」
「ああん? アスパラは柔くて美味くて最高の食べ物だろうが(?)」
「?」
「?」
優しい世界

「ドミトリーそれ何飲んでんだよ」
「シャーリーテンプルです」
「おいおいマジかよ、一杯くらいアルコール飲めっての。ロシア人なのに酒飲めねえとか(ゲラゲラ)」
「ヴェル、体質は仕方ないだろう。アルコールの強さは人の価値には何も関与しないぞ」
「おおー、一番飲めるやつが言うと説得力あるなあ!(ゲラゲラ)」
「ヴェルお前ちょっと静かにしろ」

「なあヴェル。もしこの場にシャーロットがいたとしたら、そんな言葉を使えるか?」
「ぐっ……おい、それは卑怯だろうが……(頭を抱える)」
「なるほど、ヴェルナー君を黙らせるにはシャーロット君の名前を」
「てめえ! 気安くロッティちゃんの名前を口に出してんじゃねーよ! その澄ましたツラ昼間出歩けないくらいぐっちゃぐちゃにしてやろうか!」
「……はあ。マスター、マティーニを」
やけ酒である
:::2017/07/01


×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -