百合


『じょりーんちゃんおはよぉ〜』

「ハァイなまえ。今日もよくわかんないものたくさん持ってるわね……それ全部アンタが食べるの？」

『うん、そうだよぉ〜お弁当だけじゃお腹すいちゃうから、おやつ用に持ってきたんだぁ』

「はぁ……相変わらずよく食べるわね……」

『うーんそうかなぁ？わたしからしたらみんなが食べなさすぎるって感じだけどねぇ』

「アンタ一回大食いチャレンジでもしにいったら？絶対食べきれるでしょ」

『あ〜それ一回行ったことあるんだけど、わたしのんびり食べちゃうから時間切れになっちゃったんだよねぇ』

「あぁ……そういえばアンタずっと食べ物噛み続けちゃうっていってたものね」

『そうそう。よく噛むほうがお腹いっぱいになるしね〜』

「にしてもほんとにいっぱい抱えてるわね……うん？珍しくちゃんとしたもの持ってるじゃない。これキャンディ？」

『あっそうなの〜！さっきお腹すいた〜って言ってたらマーロがくれたんだ〜しかもこんなにたくさん！太っ腹だよねぇ』

「ふーん……マーロ、って隣のクラスのヤツだっけ？髪の毛このくらいの長さにしてて、赤に染めてる」

『あっそうそう、そのマーロだよ〜隣のクラスの人まで覚えてるなんて、やっぱりじょりーんちゃんすごいね……かっくい〜』

「アンタが覚えてなさすぎるだけよ。……ところでなまえ、それ、食べるの？」

『そりゃあもちろんだよじょりーんちゃん！最近キャンディ舐めてなかったからちょっとわくわくしてるんだぁ』

「へぇ……」

『……？どうしたのじょりーんちゃん？機嫌悪い？』

「よくはないわね。……ねぇ、あたしが後でキャンディ買ってあげるから、そのキャンディくれないかしら？」

『えっ！？じょりーんちゃんがキャンディ買ってくれるの！？ほんと！？』

「ほんとよ。で、どうなの？」

『もちろんおっけーだよぉ〜！じょりーんちゃんに食べ物もらえるならなんでもあげちゃう！キャンディだけでいいの？ほかにも欲しいものあったりしない？』

「他は大丈夫よ。サンキュー」

『えへへ……あとでキャンディもらえるの楽しみだなぁ〜一緒に食べようねぇ』

「いいわよ。一緒に食べましょ。大きいサイズの買ってくるからちゃんとお腹あけといてちょうだいね」

『はぁ〜い！』

何でも食べられる女の子と徐倫２