高校1年時に友人に誘われインターハイを観戦。
そこで陽泉高校の岡村建一の雄姿を見て一目惚れする。
以降追っかけ的に情報を集めるようになる。

高校2年時にインターハイ(orウィンターカップでも可)を観戦しに行ったときに同じ中学だった今吉と偶然鉢合わせる。

「あれ? 自分バスケに興味あったっけ?」
『…今吉クンにカンケイないヨ』
「ふ〜ん? …ああ、ガッツあるプレーする選手に岡惚れしたんか。意外と乙女なとこあったもんなあ」
『?! 何でバレた…?!』
「おっ、あたってもーた。ラッキー」
『! くそ…陰険性悪キツネめ…』

根掘り葉掘り聞かれ懸想相手が岡村であることを知られる。

「岡村くんかあ。ますます意外やなあ」
『そんなことないでしょ。岡村くんカッコイイし。…はあ…あのあふれ出すパワー…とても同じ年とは思えない渋いプレー…はあ…カッコイイ…』
「…なあ、ワシと連絡先交換しようや」
『え、嫌』
「即答! ええんかなあ。ワシ、次は主将やで」
『だから? すごいどうでもいい』
「陽泉の主将は、まず岡村くんやろなあ…福井くんもええ選手やけど…主将同士話しすることも増えるやろなあ…」
『! 交換! 交換します! させてください今吉くん!』
「はい。素直でよろしい」

このとき連絡先を交換するも、有益な情報はほぼもらえず、のちに同級の樋口に“キツネにつままれた!”と泣きつき、黛にバカにされることになる。

結局陽泉の出る試合を可能な限り観戦するのみで、岡村とは進展どころか関わりもないまま大学に進学する。
進学先で今吉と再会。

『ここまできて! なんで! アンタと!』
「いや〜ワシと自分のほうが運命の赤い糸で結ばれてるんやろか」
『悲しすぎるからやめて』
「え〜」

大学生活をしばらく過ごしてから、“Strky”誕生の話が持ち上がる。

「女はいつだって強い男に弱いもんや。この大会にはプロも参加するって噂やし、そいつら倒して一番強いってことを証明すれば、女心もイチコロ間違いなし」

今吉が岡村に言ったその言葉はまさに根拠があるゆえのもの。すでにその強さでイチコロになっている女を知っているのだ。
大会で見事優勝した“Strky”。
今吉はようやくキューピッドとしての役目を果たす。
これで女にモテるはず!と意気込む岡村に、試合を観に来てきた夢主を紹介。
片恋し続けた相手を突然前にして、勢いで告白する。

『高1のときインハイで観てから! ずっと! あの…試合、めちゃめちゃカッコよくて…ずっと…すごいなって…ずっと…もっと近くで応援したいって思ってました! バスケだけじゃなくて、それ以外のことでも、なんて言うか、支えさせてほしいです! 付き合ってください!!』
「??!?!」
「え、さっそく? いや、今吉の御膳立てか」
「気持ちはほんまもんやよ? きっかけ作ったっただけや」
「よ、よかったな!! 岡村!!」
「ようやく告白できたんだね…よかった…」
「ウォォォォ…!!! あり、ありがとうぅぅぅ!! そんな、そんなこと言われたのは初めてじゃあ…いきなり幸せになってええんじゃろか…?!! ドッキリじゃないよな…?!!」
『本気です!!!』
「ウォォォォォ!! よろしくお願いします!!!」

そんなこんなで片思いが報われる。

その後ジャバウォックとの試合でスターキーがボロカスに負かされたとき、スターキーメンバーは大人な反応だったが夢主はキレちぎる。
試合の後日、笠松と岡村と夢主で食事をしているときも思い出してキレる。

『罪に問われないなら殴りかかってた』
「見かけによらずおっかねえよなおまえ」
「い、いかんいかん、怪我したらどうするんじゃ」
『だって! 私の岡村くんは! バスケに賭ける思いもプレーも世界一カッコイイのに! あのパツキン野郎どもときたら!! はーー許せない!!』
「せ、せかいいち…ウォォ…こんな幸せでええんか…」
「惚気ならよそでやってくれ」
『ところで笠松くん携帯鳴ってるよ』

黄瀬からの着信。ヴォーパルソーズが再戦することは周知の事実。

『誰からかな』
「後輩じゃろな。ほら、黄瀬だったか。キセキの世代の…再戦チームのメンバーじゃ」
『! 笠松くんちょっと代わって!!』
「うおっ?!」
『もしもし?! あなた再戦チームの選手さん?!』
≪うわっ?! え、あ、そうっスけど、誰っスか?! まさか笠松センパイの?!≫
『岡村くんの彼女です!! それより! 笠松くんやみんなは大人だからキレてないけど! 私はあいつらにめちゃめちゃキレてますので!』
≪み、みたいっスね…≫
『完膚なきまで容赦なくボコボコに負かしてもらわないと気が済みませんので! 他のメンバーさんにもよろしくお伝えください!!』
≪あ、あはは、心配しなくても丸聞こえっスよ…≫
 「聞き覚えがある声だね」
 「赤司君の知り合いですか?」
 「確か樋口さんや黛さんと同じ学年の先輩だったかな」
 「すっげーキレてんな」
 「てか今アゴリラの彼女っつった? 空耳?」
 「…猛々しい女性なのだよ…」
「まあ、そう言うことだ。頼んだわ」
≪あ、ハイ! ≫

正直このぶちギレやり取りがみたいだけでそれまでの流れを妄想した。


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