円「突然だけど卒業式の準備をしないといけなくなった!」

吹「えー」

鬼「突然にもほどがあるだろ」

豪「なんで俺たちがしないといけないんだ?」

円「俺がくじ引きで当たりを引いたからだ!」

豪「そういうの当たりって言わない」

吹「ウルフレジェントぉぉおぉおおぉ!!!!」

円「正義の鉄拳!!!!」

どごぉぉおぉおおぉ!!!!

鬼「吹雪落ち着け!めんどくさいのは分かるが落ち着け!」

吹「なんで僕がそんなめんどくさいことしないといけないの?めんどくさいんだけど!めんどくさいんだけど!めんどくさいんだけどぉぉおぉおおぉ!!!!」

豪「めんどくさい言い過ぎだろ」

吹「あ、そうだ!豪炎寺君が1人でやればいいんじゃないかな?」

豪「んな爽やかな笑みで言われても」

円「で、さっさとするためにお前らを誘ったんだ!」

鬼「とばっちり以外の何物でもないな」

吹「別に僕たちじゃなくても他に誘う人は居たんじゃないかな?キャプテンが頼めばたくさんの人が手伝ってくれるっしょ」

豪「ヒロトと立向居は確実だな」

円「あいつら居たら逆に出来なさそうだった」

豪「…………ああ、そうだな」

鬼「こういうのは手際よくやればすぐに終わる。円堂、何をすればいいんだ?」

円「花作り」

吹「めんどくさぁぁぁぁあ!!!!」

豪「地味だな、果てしなく地味だな」

鬼「少なくとも拍手文でやることちゃう」

円「2000個」

吹「ウルフレジェントぉぉおぉおおぉ!!!!」

鬼「吹雪ぃいぃぃぃい!!!!」

豪「落ち着け吹雪!!!!」















円「てなわけで卒業式の準備をしないといけなくなった!」

吹「次はなにをすればいいの?」

豪「おい、なんで何事もなかったように話が進むんだ」

鬼「まさか花作りがめんどくさいからってヒロトと立向居と虎丸と佐久間に押し付けたとは恥ずかしくて言えないな」

豪「言っとる言っとる完璧に言っとる」

円「無駄な混乱を避けるために吹雪に行ってもらったんだよな!」

吹「うん!4人とも最初は嫌がってたけど『キャプテンと豪炎寺君と鬼道君からの頼みなんだ』って言ったら快く引き受けてくれたよ」

鬼「しかも『出来たら職員室に持って行ってね』と伝えることにより俺たちの被害は0だ」

豪「なにこれ完全犯罪」

円「じゃあ次は歌の練習だ!」

吹「…………歌?(ピクッ)」

鬼「歌か。歌にはあまり自信がないな」

豪「俺もそんなにだ」

円「俺も歌は苦手だ!吹雪は?」

吹「アイスグランドぉぉおぉおおぉ!!!!」

ピキピキピキぃいぃぃぃいっ!!!!

豪「なんで俺だガフッ!!!!」

吹「お手頃な感じだったから」

鬼「さすが吹雪見事なまでの横暴さだ」

円「で、吹雪は歌うまいのか?」

吹「…………」

豪「…………吹雪?」

吹「…………うまくない……」

鬼「えっなにこの間」

円「でも以外だな、なんか吹雪って歌うまそうなのに」

吹「エンジェルだからってうまいとは思うなよぉぉおぉおおぉ!!豪炎寺この野郎!!!!」

鬼「まさかの逆ギレ乙」

豪「なんで俺だ」

円「自称エンジェルとかやめろよ吹雪痛いぞ」

吹「僕これから染岡君とデートだから帰るね」

鬼「嘘つけ逃げるな吹雪」

円「てか下手って言う奴ほどうまいよな?」

豪「それもそうだな。試しに歌ってみてくれ」

吹「…………」
































鬼「で、歌は後回しにして次はなんだ?」

吹「おいノーコメントかこの野郎」

円「後は式場の飾り付けだけだ!」

吹「おい」

豪「…………」

吹「こいつだけやたら腹立つんだけど何そのクールキャラ爆笑まであとちょっとみたいな顔面は死ねやゴラァ」

豪「なんか俺にだけ当たり強い」

円「豪炎寺だからだろ」

豪「ちょ俺全否定やめて」

鬼「式場の飾り付けか……、あの広い体育館をこの4人でか?」

円「…………」

吹「…………」

豪「…………」

鬼「…………」

吹「ちょっとまた変態たちに押し付けてくるね」

「「「任せた」」」






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