今日は染岡君が遊びに来る日。

染岡君とは何回も遊んでるし
何回も家に呼んでるけど、
やっぱりどきどきするんだ。


ぴんぽーん 、

「はーい!」

急いでドアを開けると、
なぜか苦笑いした染岡君。

「どうかした、?」

そう聞くと、

「いや、そんなに急いで
来なくても逃げないのに、
って思ってな。」

染岡君はそう言って笑う。
どうやら僕のバタバタと走る
音が外まで聞こえていたらしい。

「だって染岡君に
早く逢いたかったんだもん」

「…はいはい。」

あれ、染岡君顔赤いや、

そんなやり取りをして
染岡君を家に上げる。


お昼ご飯は僕が作って
二人で食べるのが
いつものパターン。

今日はオムライスを
作ってみた。

「はい、出来たよ!」

染岡君の前にオムライスを置いた。

「…吹雪。これはいったい..」

「ああ、これは僕の染岡君に
対する想いの数々だよ!」

僕は染岡君のオムライスに
ケチャップで、オムライスの
面積いっぱいに愛の言葉を
書き連ねたんだ。
だってハートじゃつまらないし。

「…あ、ありがとう」

心なしかお礼を言う染岡君の
顔が引き攣ってる気がするけど
まあ気にしない気にしない☆



…30分位経って、
僕も染岡君も食べ終わり
後片付けをした後は
二人でDVDを見たりして
まったり過ごした。


そして染岡君が帰る時間。
その時間が近付く毎に、
僕は寂しくて寂しくて
少しでも近くにいたいと
思ってしまう。


「…なあ、やっぱ近くねえか」

「近くにいたいんだ。」

僕の現在地、
染岡君の目の前、そして
顔と顔の距離、
10cm。
別に抱き合うわけでもなく
その10cmの定位置に
向かい合って座る。


「毎回毎回俺が帰る30分前に
なるとこの距離にくるのは
やっぱりおかしいだろ..」

ため息をつきながら染岡君は
顔を赤らめるけど
僕は呆れられても、それでも
近くにいたい。

ちなみに染岡君が離れないのは
離れると僕が拗ねるのを
知っているから。

「…染岡君は僕と近くに
いたくないの、?」

「そ、そんな事言ってねーけど
さすがにこれは近すぎるだろ..」

このやり取り、今までに
計何回したことだろう。
でも 次も、その次もずっと
ずっとずっとこのやり取りが
出来たらいいと思うんだ。




(そろそろ俺の理性が
保たなくなるだろばか..)


(染岡君、いつになったら
理性とばしてくれるのかな。)


なーんてね、




――――――――――――密様より相互文としていただきました^^


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