『…………………』


豪「よーっし、それじゃあ今日も練習始めるか!!!」


円「……相変わらず朝からあついな」


吹「あいつはサッカー馬鹿だからな。」


風「流石エースストライカーだよね〜」


鬼「そうっすね!!」



『………………えーと、とりあえず君達頭でもぶつけた?』


壁「何いってるんだ佐奈?」

『え、ちょ、お前何なの。いつから私を名前で呼ぶようになった生意気な。』


半「確か前から呼んでたでやんすよ!」


『でやんすよぉお!!??お前、中途半端なキャラだからって人の語尾は盗んじゃ駄目だろ!』


半「盗んでないでやんす!!これはオリジナルでやんす!」


『いやいや落ち着け?それ栗松の語尾だぞ?』


栗「何言ってるんだ?俺そんな語尾で話してないぞ?」


豪「それはいいからさ、早く練習やろうぜ!!!」


『駄目だ……こいつらと話したところで何も変わらない……ねぇ秋、皆どうしたの?』


秋「どうしたのって、別に普通だと思うわよ?どこか変なところがあるかしら?」


夏「あれですよ、今日は珍しく雷門メンバーほぼ全員喋ってます!!」


春「あ、確かに!言われてみればそうね」


『…………あれ?まさかのマネージャー組も変?』


秋「人のことを変だなんて失礼な人ね」


夏「まぁまぁ秋さん。きっとふざけてるんですよ」


春「それより、皆練習始めるみたいだから私達も準備しましょうか」


夏「そうですね!あ、じゃあ私カメラ準備します」



『……あー、うんなんかもういいです。どうせこれ夢だろうし』


春「独り言いってないで佐奈ちゃんも手伝って」


『あ、はいすみません春奈ちゃん。(何故私は後輩に命令されて謝ってるんだろうか。)』



*



豪「(円堂、おい円堂!)」


円「(なんだ?)」


豪「(中田の奴、最初は驚いてたもののもう全然驚いてないぞ)」


円「(……そうなんだよなぁ……やっぱり皆の口調と性格変えるだけじゃ驚かないかぁ)」




ちなみに
円堂は風丸
豪炎寺は円堂
吹雪は鬼道
風丸は吹雪
鬼道は壁山
壁山は豪炎寺
半田は栗松
栗松は半田
マックスは体調不良により欠席
秋は夏未
夏未は春奈
春奈は秋
の口調でした


鬼「(というかあの語尾結構恥ずかしかったんだが)」


吹「(確か壁山くん口調だよね)」


半「(絶対でやんすのが恥ずかしいぞ)」



風「(俺、気付いたんだが吹雪が鬼道の口調になると凄く腹黒くみえる。)」


吹「(え、そうかな?)」


風「(前言撤回、通常で十分腹黒かった)」


吹「(あはは〜、ひどいなぁ)」


豪「(………で、どうするんだ?)」


円「(お前、俺のバンダナ似合わないな!!)」


豪「(今言わなくて言いだろぉぉぉお!!!!おいなんか恥ずかしくなってきたんだけど!!!)」


鬼「(ふざけてる場合じゃないぞ、豪炎寺。)」


豪「(俺!!?俺だけかよ!?)」


鬼「(……お前までその言い訳をいうのか……)」


豪「(その言い訳ってなんだよ!?)」


鬼「(先生、なんで俺だけなんですか。円堂(仮)くんもやってましたってやつだ。)」


豪「(無駄にリアルな再現ありがとう!!)」


風「(なんだお前達、コントでもやってるのか)」



*



『……ん?(なんだあいつら、何集まって話してんだ?)秋、私ちょっとあいつらみてくる』


秋「あ、うん………ん?」


『すぐもどるからー』


秋「佐奈ちゃんまってやっぱり駄…!!……ってもういなくなってる」


春「ばれちゃうかもしれませんね」



*



豪「(それで、話を戻すがこれからどうするんだ?このままだとなんか微妙になるぞ)」


円「(う〜ん…俺いい案だと思ったんだけどなぁ)」


風「(そもそも嘘じゃないよなこれ)」


鬼「(嘘ではないな。どちらかというとドッキリだ。)」


吹「(でもさ、普通は大体なんにもやらないよね〜)」


豪「(だから今日のやつやったんだろうが!!!何もしないのはつまらんってことで)」


円「(あ、そうだったのか?)」


風「(おぃぃぃいい!!今日やるネタ考えた人が主旨わかってないってどういうことだ!!?)」


鬼「(……一体なんだと思っていたんだ)」


円「(ただたんにふざけてるのかと)」


豪「(おい、これからは説明が丁寧にできるやつが円堂に主旨を伝えてくれ。)」


『(そうだな。それで結局今日は中田にドッキリ仕掛けてたのか?)』


風「(いや、ドッキリというかエイプリルフールだから皆で嘘つこうってことなんだがどちらかというとドッキリっぽく……)」


『(へぇ、なるほど)』


風「ってなんでここにいるんだ佐奈!!!!」


『えー、なんか皆で集まってたからなにかと思って』


豪「にしても凄い溶け込んでたな」


『私は気配を消せるんでな。』


半「俺も!!俺も消せる!!」


『いやお前は違う。』


半「……………ぐすっ」


風「……………気にするな、半田。」


『それで、ようするにエイプリルフールだから皆で私に嘘つこうとしたんでしょ?』


豪「まぁ、そうだな」


『ならちゃんと嘘つこうぜ君達。面白かったけど嘘じゃないじゃんか』


円「面白ければいいかなって」


『そうか、君がいいんならいいと思うよ』


風「こいつ絶対馬鹿にしてるな」


『あははーそんなのしてないしー』


豪「残念なほど嘘が下手だな。」


『別に嘘なんか下手でいいし。そもそも私嘘つかないもーん』


豪「いやそれ言ってる時点で嘘ついてるからな。」


『もうやだこいつ』


円「なぁなぁ、次はイースターやろうぜ!!!」


風「イースターって、あのタマゴのやつか?」


円「さぁ?詳しくは知らないな」


風「おーい誰かイースターについて詳しい奴円堂に説明してやってくれー」


『おい、まさか円堂イベント事片っ端からやるつもりか。』


豪「…有り得るかも知れないな。」


『………………キャプテン、ちゃんとサッカーやろうぜ。』






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ぱん様より頂きました





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