ヒ「……好きだよ、佐奈」
『…………………っ私も、だよ。』
ヒ「本当に?」
『うん………』
ヒ「嬉しいよ、佐奈」
***
『っぎゃぁぁぁぁああああああ!!!!!!!!!!!』
AM6:15
悲痛な叫びが、私の部屋に響いた。
『ハァ…ハァ…、ゆ…夢か………』
あー、よかった。
にしても、気持ち悪い夢だったなぁ
『………まだ早いし、もっかい寝よう』
「本当だよ、一体何時だと思ってるんだい」
『ごめんごめ…………え?』
今、なんか私の横から声が………
『うっ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!』
AM6:20
悲痛な叫びが、またも私の部屋に響いた。
***
『うわぁぁぁぁん!!!!誰かあいつ捕まえて!!!本当に恐い!!』
晴「あー、またか」
風「今度はなんだ?」
『今日さ、悪夢を見たから起きたのね。したら横にヒロトがいたぁぁぁぁ』
晴「今朝の叫び声はあんたか」
風「私の部屋まで聞こえてきたぞ」
『あ、ごめん。っておかしいでしょ!!!!!なに、横にヒロトがいたやつはスルー!!??』
晴「それはひどいなーたいへんだったなー」
『ねぇちょ、殴るよ?本気で殴るよ?』
風「にしてもよく朝からあんな声が出せたな」
『いや、身の危険を感じたか…』
ヒ「佐奈〜!!」
『らぎゃぁぁぁぁぁぁああああ!!!!』
風「なるほど、よくわかった。」
『お前、後ろから抱き着くな!!』
ヒ「それじゃあ前から抱き着…」
『そういう問題じゃない。』
晴「あ、今日の練習は無しだとよ」
ヒ「へぇ、なんでだい?」
晴「そこまで聞いちゃいねぇよ」
『………ねぇ、なんでこの状況で普通に会話してんの?』
晴「なんかもう慣れたわ。あんたらにゃ付き合ってらんねぇ」
『あんたら!?ちょ、私まで含むな!!!』
風「………いい加減佐奈も慣れたらどうだ」
『慣れるわけないだろむしろ慣れたくねぇ』
ヒ「そうだよ、慣れちゃったら構ってくれなくなっちゃんじゃん」
『うるせぇ殴るよ。それよりいい加減は な せ!!』
ヒ「えー」
『いやえーじゃないよね。おいだれかこいつ殴ってくれ』
晴「お、そういえば今日はあれだな」
風「あぁ、そうだったな。すっかり忘れていた。」
『もうやだよこの2人!!!つかよくそれでわかるな!』
ヒ「ねぇ、佐奈なんでこんなスカート短くしてるんだい?」
『いっやぁぁぁあ!!!!ふともも触るな!!!セクシャルハラスメント!!!』
ヒ「これはセクハラじゃないよ」
『これをセクハラと呼ばずになんと呼べと?』
ヒ「愛情表現」
『はい黙れー!!!!』
ヒ「あれ、シャンプー変えた?」
『…………変えましたけど』
ヒ「いいね、佐奈によく合ってる」
『そ、それはどうも』
ヒ「もしかして……照れてる?」
『照れてないから』
ヒ「……素直じゃないなぁ。まぁそこも可愛いんだけど」
『うるさぁぁぁあい!!!!』
晴「あいつらって、いつになったら付き合うんだ?」
風「………佐奈が自分の感情を受け入れたらだな。」
晴「なんだそりゃ」
風「まぁ、君にはわからないだろうね」
晴「……なんでガゼルはわかるんだよ」
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H / E D A のぱん様よりキリリクとして頂きました
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