『秋ちゃんは私の友達!一之瀬君になんか渡さないよ!』

一「いいや、秋も佐奈も俺のものさ。秋は大事な幼馴染み、そして佐奈は恋人」

『誰が恋人じゃゴラァ』

秋「二人とも仲良く仲良く」

一「俺は仲良くしたいんだけどね」

『私は嫌!』


私、中田佐奈には大大大親友と大大大嫌いな天敵がいます


大好きな大親友はさっきから言っているように秋ちゃんのこと
サッカー部のマネージャーで可愛くてがんばり屋で優しくてとにかくめちゃくちゃいい子!
もうほんっと大好き!

そして大嫌いな天敵はさっきから言っているように一之瀬君のこと
なんかウザくてアメリカ帰りの帰国子女でやたらと語尾に☆をつけたがる
もうほんっと大嫌い!


秋「じゃあ私そろそろマネージャー会議に行かないといけないから」

『えっ、嘘、今日私と一緒に帰るって…』

秋「ごめんね、急に予定入っちゃって」

一「それじゃあ俺と一緒に帰ろうか」

秋「うん、そうしたらいいわ」

『嫌だあああああああ!!』

秋「じゃあね、佐奈ちゃん。また明日!」

一「ああ、バイバイ秋!」

『え、ちょ、待って!』

一「よし、じゃあ帰ろう佐奈」

『断固拒否だよこの野郎』

一「帰る方向が同じなんてまさしく運命だよねっ☆」

『きたよ☆マークうぜえ。そしてこれが私の運命だとしたら改革を全力で起こします』

一「もう相変わらず素直じゃないよね佐奈は。ツンデレなのもいいけど、でもたまにはデレないと思いは伝わらないんだよ?」

『思いならずっと伝えてるじゃん“さっさと死ね”って』

一「そして“俺が好き”だろ?」

『死ねこの勘違い野郎』

一「ツンデレ具合もいつもと変わらず可愛いよね」

『やっべこの感情ってなに?殺意?胸がムカムカする』

一「俺は佐奈のことを考えると胸がドキドキするよ。あと【ピー】がムラムラする」

『きっしょおおおおお!!なにお前どこのビッチだよ!!私はあのモテモテキャプテンの気持ちを味わいたいわけじゃないんだよ!!』

一「HAHAHA、Americanジョークだよ☆」

『無駄に英語なのが腹立つ』

一「さあ、俺と一緒に帰ろうよ佐奈」

『やだ。私、ここで秋ちゃん待ってる』

一「会議、かなり時間かかるらしいよ」

『う、…待ってる』

一「佐奈が楽しみにしてたマクド●ルドの100円キャンペーン今日までだよ」

『うっそまじで!?やべえ忘れてた!秋ちゃん誘って一緒に行くかな』

一「俺とは?」

『行かない』

一「100円キャンペーンあと1時間で終わるよ」

『うそつけ』

一「いや、ほんと」

『……』

一「マクドナ●ドって丁度俺たちの帰り道の途中に1件あるよね」

『……』

一「これって運命かな?」

『……』

一「ついでにおごろうか?」








































『うーん、おいしい!ビックマ●クが100円だなんて本当奇跡だよね!最高!』

一「…ほんっと佐奈ってげんきんだよね」

『なんとでも言って。ありがとね、一之瀬君。おごってくれて』

一「(…佐奈がデレてる)」

『でもまあ一応言っとくけどね。私は別に一之瀬君と一緒に帰りたかったわけじゃないから。ビッ●マックのためだから。そこ勘違いしないでよ』

一「(…ツンデレだ)」














――――――――――――
那智様にキリリクとして捧げます!

遅くなってごめんなさいorz駄文でごめんなさいorz




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