「へえ? そおなんだ」
「お前には関係ねえけどな」
「なくはないでしょ。後輩だもん」
「まあどのみち終わりだな」
「天河原のサッカーが?」
「違う」
「……」
「それは守る。悪くなかったぜ、なかなか」
「どこに行くの?」
「さあな。まだ処分命令は出てねえみたいだ」
「処分ってなんなのさ」
「関係ねえだろ」
「あるよ」
「はあ?」
「後輩だもん。せっかくの後輩だもん」
「俺はシードだ」
「シードでも後輩だもん。生意気言ったらゆるさないし、ほんとは先輩って呼ばれたいし、僕ねえ」
「うるさい」
「呼び捨てでもいいから隼総にいてほしいよ」
「ああ、考えとく」
「その代わり先輩って呼んでねえ?」
「どっちだよ」
(西野空と隼総)



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