何か踏みつけた、と思い足を上げる。そこには大振りの白いチューブが申し訳なさそうに転がっていた。
「ちゃんと片付けますって、言ったよ」
「何時何分何秒? 地球が何周、」
「数えてるわけないでしょ」
 君小学生? 喉に絡んだ嫌味をゆっくり飲み込んでからキャンバスを覗き込む。
「どや」
「まあいいんじゃない。創世って感じで」
「は?」
「1日に二周くらいしそうだけど」
 指折り数えてやろう。
(白間と絵嶋)



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