×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -

 


2017.12.09お返事



 >朝寝さま


 拍手と、とても丁寧なご感想ありがとうございました。


 ≫ゼアルは限りなく未履修に近い

 ゼアルいいですよ! ゼアル! たった146話しかないし、週末とかにちょっとずつ消化していったらあっという間ですよマジで! ゴールデンタイムに放送していただけあって飯時のお供にも最適ですよ! 私よく夕飯のときにゼアル見返してますもん! まだゼアル見てないとかめちゃくちゃ良いじゃないですか、だってこれからあの感動を味わえるんですよ最高ですよ! というわけでうちの少女Aシリーズなんか見てる場合じゃないですよ早くゼアルを見ましょうゼアル! 遊馬とアストラルのデュエルまででいいですから(最終話)!

 ……うっかり怒涛の勢いで布教してしまいましたが、冷静に考えて146話って正気の沙汰じゃないので、お時間と心の余裕があるときに見てもらえればいいなあ、と思います。目安としては遊馬とシャークがタッグデュエルする12話までを見てもらえれば、ゼアルが肌に合うかも分かるんじゃないかと……。なお私の推しのカイトさんが登場するのは13話以降である。悲しい。

 段々腕を上げていく遊馬の成長や芯の強さ、アストラルと息が合っていく過程、他に類を見ないシャークさんのカウンセリング回数、カイトさんの人間枠にあるまじき面白さ――等々見所は挙げていくとキリがないです。余裕があるときにでも、ゼアルをぜひぜひ見てくださればと思います。


 ≫『電脳空間でしか生の実感を得られない』遊作くん、最高でした。

 イエーイ!!!!!!!!!!!!!!!!!(語彙力の欠如)


 ≫単なる憶測ですが、少女Aさんが『どこにでもいるような女の子』だったからこそ、「普通」を求める遊作くんはより惹かれたのかなと思っています。

 (天高いガッツポーズ)。
 一人称視点ゆえに省かねばならなかった描写が結構あって、それが心残りでもあったのですが、朝寝さまのようにきちんと見抜いてくださる方がいてくださって安心しました。実のところ、わりとマジで「伝われ……凡人だったが故の悲劇だコレは……伝われ……!」と念じながら書いていたのです。どう見ても執筆風景が不審者のそれだが、いまは棚上げ。

 彼女が凡人でなかったら、もっと綺麗に遊作は救われた筈なのです。彼女が特別でさえあったなら、あの時点で誰もが幸せになる道もあった筈なのです。ただ、彼女はどう足掻いても普通だった。そして、彼女が普通でなかったら、遊作も彼女を好きにならなかった。……こう書いていくと初っ端から色々詰んでますね!

 アニメではなくうちの番外編における遊作くんの話になりますが(アニメの遊作は文句のつけようがないくらいカッコいいので)、彼は「普通に憧れている、普通になりそこねた少年」という体で書いていました。なので、そこに「普通」を押し固めたような凡人が降ってきて、しかも自分の手の届く範囲にあるとなれば、それが欲しくなってもおかしくないんじゃないかな、と。もっと突拍子もない変人だったら、たぶん遊作くんも助けこそしてもアイと同じような対応をしたんじゃないかと思います。
 彼女は「普通だったから、一緒にいられなかった」し、遊作くんは「普通だったから、一緒にいてほしかった」んだろうな、というのが個人的な見解です。遊作くんの恋心が本当に勘違いだったかどうかは……言及しない方がこの話は面白いですね。あの後の彼女がどうなったかも含めて、読んでくださった方のご想像にお任せします。ハートランドに戻ったのかもしれないし、あるいは元の世界か、また別の世界に行ったのかもしれない。それとも遊作を思っての自死かもしれない。こう挙げていくと、解釈の仕方は遊戯王カードの総数ぐらいありますね。

 あと省いた描写としては
・少女Aと初対面時に、彼女が普通の塊過ぎて愕然と目を見開くプレイメーカー。
・『花の亡霊』を知って、「このゴーストガールを差し置いてゴーストぶるなんて大胆よね。幽霊度を競ってるわけじゃないから、別にいいんだけど」と思うエマさん。
・プレイメーカーと合流する少女Aを目にして、「あら、新顔? 女の子ってことは……まさか、あの子が『花の亡霊』? やけに親し気だし、プレイメーカーの味方についたのかな。ストイックなタイプだと思ってたけど、案外プレイメーカーもやり手ね」とニヤニヤするエマさん。
・帰り道でカイトのことを考えていた少女A、の横顔に見惚れるプレイメーカー。綺麗とか可愛いとかそんな感想じゃなく、このまま放っておいたら彼女が自分から離れていくような、消えてしまうような錯覚を得る。それまでは「好き」の概念を意識していなかったが(無意識に束縛しようとはしていた?)、口に出してはっきりと自覚する。
 あたりです。一人称視点で、しかも遊作メインで書いていた関係上、アイや草薙さん以外のキャラになかなか出番がありませんでしたね……。


 ≫ナチュラルに遊作くんの挙動がいちいちかっこよくてどきどきしました

 常日頃から溜め込んでいる「遊作くんはイケメン……藤木遊作はイケメン……」という私の邪念が奏功したものと思われます。やったぜ。


 ≫序盤、ときめかせていただいてからの、終盤、静かな二人の対話と結末が素敵な対比でした。

 作者冥利に尽きる、身に余るお言葉です。ありがとうございます。
 プロットを組む段階から終わり方はある程度決めていたので、始まりは明るい方がいいよな、と色々試行錯誤した覚えがあります。胸ネタとか昇竜拳とかがそうですね。
 最終話は書いてる方の気分がゾンビめいていたので、なんとか雰囲気の合う音楽で筆を進ませようと、ずっと「私とワルツを / 鬼束ちひろ」を聞いていました。個人的には二人にワルツを踊ってほしかったけれど、既に彼女はパートナーを決めていたというオチです。


 ≫ありがとうございました。

 こちらこそ読んでくださってありがとうございました。
 おかげさまで日々を生き延びることができています。


 ≫ちょっと神野編の爆豪くんに「要約できねーから話が長え」と怒られてきます。

 一家に一人、爆豪くん。分かります分かります、私もよく脳内に居候してもらって文章を推敲しています。それでも何故か長くなっていくんですけどね! 頭を一度爆破してもらうべきなのかもしれない。
 個人的には長文を読むのも楽しいので、というか感想を頂けるだけで嬉しいのでお気になさらず。朝寝さまがやりやすいようにしてください。いつもありがとうございます。


 あの番外編は「少女Aをそのまま別世界に放り込んだらどうなるか」という実験的側面もあったので、今回の結果をこれからのものに活かせるように頑張ります。具体的には年末年始の企画モノに……間に合うと、いいなぁ……。

 お気遣いまでありがとうございました。色々やりたいことを溜め込んでいるので、どうにか来年まで――できればそれからも――体調を崩さずに走り抜けるよう頑張ります。