×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -

追記


2017.11.28追記



 頭のおかしいA(暫定的措置によりキャラ名を伏せる)を用意します。

 手始めに「Aはこんなことしねえ!」と叫ぶ原作厨の自分を簀巻きにして放逐します。
 次に「こんな話考えるとか正気じゃない」と宣う冷静な自分を窓から放り出します。

 これで準備は整いました。それでは作業に取り掛かりましょう。



 率直に言う。これは睡姦ネタである。

 何も知らない、具体的には何も悪くないB(話の都合上、女とする。暫定的措置によりry)のことが好きで好きで仕方ないAがいる。どれくらい好きかというと、めちゃくちゃ手を出したいけどあのBに自分が手を伸ばすなんて恐れ多いそんなことできないしかしオカズにはする、そういう好きである。ばっちり性の対象だし、自分だけのものになってほしいし、だからって酷い真似はできない。でもBが自分だけを見てくれたらいいのに、とねがってやまない。そういう好きである。

 そんなAはある日「処女受胎」を知る。Aの中で神格化され過ぎたBはもうほとんど聖母に等しいわけだ。本当は至って普通の人間なのに。だがそんなことはどうでもいいし気付こうとさえしないAは「Bなら同じことができるだろうな」と思ってはしゃぐ。無理です。人間は性交渉しないと孕みません。だがそんなことはry

 当然いつまで経ってもBは受胎しない。そりゃそうだ。しかし頭のおかしいAは「そろそろだよな? 何でまだ平然としてるんだ?」みたいな異常を普通に考えている。早くしないと誰かにBが穢されてしまうかもしれない。それだけは絶対に嫌なAは思い悩んだ末、強硬策に打って出る。そう、睡姦である。

 寝ているならセーフ。Bに自覚がない内に孕むならそれは実質処女受胎である。一見理不尽の極みだが、Bを心底愛しているAは相手を思いやる心を忘れてはいない。Bの睡眠時間を確保する為に睡眠薬を夕食に仕込むのを忘れず、かつ相手の体を労わって週一の頻度に収めている。なお中には出す。一見どころかどこからどう見ても悪逆非道です本当にありがとうございました。

 そうこうしている間に、Bは自分も知らぬ間に孕むわけだ。そりゃそうですね。
 そんなことはしていない自分にそんな相手はいないと戸惑うBに、周囲は「そんなわけがあるか。おまえはやったんだろう。責任を持て」と決めつけ、Bに覚悟を強いる。そんなわけがあるんだよ、そんな頭のおかしい奴がいたんだよ。
 不理解ばかりの周囲から、Bは徐々に距離を置くようになる。そうしている間にも腹は膨らんでいく。堕胎も考え始めた頃、颯爽とAが現れる。当惑してばかりのBの泣き言に、Aは平然と「俺は信じるよ」と言うわけだ。追いつめられていたBの精神はコロリと落ちる。はい、もうオチが読めましたね。

 Aは「俺がおまえを守るよ」とかなんとか宣って、Bを自分のものにします。ついでにベビーもゲットします。そしてBを周囲の有象無象からさりげなく引き剥がします。そうしてAの協力もあってなんとか産んだBは「誰の子かも分からない」と言って、Aの為にもDNA鑑定をしようとしますが「おまえの産んだ子であるなら、俺は誰の種だろうと愛するよ。だからそんなものは必要ない」とかなんとかry。おめーの種だよ認知しろボケ。

 そして外面的には「自分勝手に子どもを孕んだBと、そんなBを子どもまで含めて優しく愛するA」という地獄絵図としか言いようがない構図が出来上がって終わります。やったぜ。




 そんなメリーバッドエンドな話を遊城十代で書こうとしていたことをここに懺悔します。TF3の二十代さんならこれ以上にコナミくんに入れ込んでてもおかしくないと信じている。コナミくんがコナミくんじゃなかったら色々やばかったと思うんすよホント。
 当初は睡眠薬すら使用予定がなかった。ユベルアイに不可能はないと思い込み過ぎている。でもこの時期は余裕ないし、何より十代さんにあまりにも失礼過ぎるのでお蔵入りしようねぇ。