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追記


2017.11.01追記



 テーマ:ひばりきょうやくん の はつこい っぽいもの
 イメソン:「明日世界が滅ぶなら」 / 雲雀side「ココロの質量」
 
 お題箱より
  1話:玉手箱
  2話:ナンパからの嫉妬
  3話:世界を敵に回しても君は 僕が/私が 殺す
 お題提供ありがとうございました。
 
 
「雲雀恭弥って何で並盛とハンバーグが好きなの」って疑問に思ったのが、今回の発端です。原作を読み返しても細かく描写されていなかった(と思う)ので、いつものように捏造モリモリで書きました。草壁さんに兄弟とかいるのかなあ!? と書いている間は原作厨の私にずっと脳内で殴られていました。
 書き出すギリギリまで初代委員長を男にするかどうか悩んでいたんですが、妹シリーズと繋がっていても面白いように女にしました。読む人が「繋がってる!」「いや別物でしょ」のどちらとも受け取ってもらえるようになっていれば幸いです。まあ、それは今後の展開であーだこーだなんですが。いや本当は公開までに妹シリーズを更新する予定だったんだけど、さすがにイベントが三つも重なると走るだけでも大変でね……(ソシャゲーマー並感)。ともあれ、今後どのように妹シリーズと絡むのかを想像して楽しんで頂ければ幸いです。期待に応えられるように頑張ります。

 当初は妹シリーズとがっちり繋がらせる予定だったため4話構成だったんですが、「いや別に関係が成り立たずに単発でも楽しんでもらえた方がいいな」と思ったので、4話をボツにして3話構成に変更しました。妹ちゃんが雲雀恭弥と問答する4話は幻と消えたのである。機会があれば本編で再利用できたらいいっすね。

 3話の締め方は当初から一切ブレておらず、筆を置いた直後は「もうちょっと……こう……希望とか手心とか……」と我ながら思ったんですが、いま見返すと逆にあのあとが好きに想像できていいんじゃないかと思います。死んでいても生きていてもいい。読んでくださった方の想像に任せます。彼女の末路を雲雀恭弥が知っているかどうかも含めて。
 あのとき初代委員長が飛び出したのは、雲雀恭弥と接していたからだったりします。彼女は雲雀恭弥と出会わなければあんな無茶はしなかったし、雲雀恭弥も彼女と知り合わなければ並盛に執着を抱くこともなかった―――という当家特有捏造解釈物語。
 本当は雲雀恭弥から見た初代委員長も描写したかったんですけど、残念ながら入れるタイミングがありませんでした。まあこの辺は全部妹ちゃんにぶん投げちゃいましょう。
 
 雲雀恭弥に見事呪いをかけてみせた初代委員長ですが、たぶん彼女も同じぐらい幼い頃に誰かに呪いをかけられたんだと思います。そうでなければ、あんな訳の分からない郷土愛を抱かない……と私は思うんですけどね。まあこの辺も読んでくださった方の想像にお任せします。初恋という名の呪いは連鎖していく、って書くと伝染病じみてて人間特有のバグにゾクゾクしますね。
 
 この話をバッドエンドと取るか、プロローグと取るかは読み手次第。
 私的には後者で、雲雀恭弥における「幼少期」のつもりで書きました。
 
 書いている間よく聞いていたのは「sm26637224」で、雲雀恭弥の心境を脳内補完するために「sm25310351」もたまに聞いてました。
 
 本編で明かさなかった設定としましては、黒曜高校の番長が雁金さんの息子ってことぐらいですかね。年齢不詳の美女って最高じゃない?(性癖) よかったね番長くん、きみ万が一勝ってたら薙刀持ったお母さんに追いかけ回されるところだったよ。初代委員長が程々に人間離れした奴でよかったね。