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追記


2017.09.21追記



 手塚国光とアイドル娘。
 一年生。

・春
 一年生にして頭角を現している手塚とクラスでは地味なアイドル娘の対比。
 菊丸経由でアイドル娘のグループを話題に振られる手塚。「その手の知識には疎い」興味なさげな手塚に、自分の知名度を思い知り落胆するアイドル娘。
 ダンスレッスンで放心を指摘されるアイドル娘。ライブが近いので気を抜いていられない。
 そのライブ後。厄介なファンから逃げるためにたまたま近くを通りがかっていた手塚を見つけてつい頼ってしまう。やり過ごした後、アイドル娘の名前を呼ぶ手塚。「アイドル」としてではなく「クラスメート」として名前を呼ばれたことに気付き、当惑するアイドル娘。

・夏
 手塚に「黙っていてくれ」と頼み込むアイドル娘。学校の許可等は取っていて後ろめたいことはないが、正体アイドルであることをバラして何かが変わってしまうのも、変わらないのも(自分には変化させられるだけの価値がないと思えてしまうので)嫌で学校では地味を装っている。「そこまで言うのであれば、俺にどうこう言える義理はない」と承諾してくれる手塚。
 以降、生徒間で唯一アイドル娘の事情を知る手塚(教師陣は成績に問題が出ない限りOKとしている)。
 アイドル娘の度々ある早退に「仕事か」と仮病を見抜く手塚。懸命な彼女を見ている内に興味を持ち、アイドル娘のグループだけを調べてみる(アイドル全般に興味があるわけではない)。
 放課後の教室、日直で二人きり。 「学生の本分は勉強だ」と叱る手塚に、謝意を覚えながらもアイドルとしての熱意(オーディションに堕ちてしまった子たちの分まで頑張る必要性、グループメンバーの足を引っ張るわけにいかないこと、アイドルに昔から憧れていたこと、厳しい世界だからこそチャンスを自分から捨てることだけはしたくないこと等)を語るアイドル娘。それに感銘を受け(釈然としたわけではない)、己を顧みる手塚。己の気持ちを再認識し、決意を新たにするアイドル娘。別れ際、テニス部の大会の応援を手塚に向けるアイドル娘。

・秋
 テニス部の戦績を知るも「お疲れ様でした」「ありがとう」だけで終わる会話。
 菊丸に「似てるよね」と見破られそうになるも、手塚の「全く似ていない」という不器用な庇い方で難を逃れるアイドル娘。
 レッスン時に「まだ隠しているのか」「やりづらくはないか」とメンバーに心配されるアイドル娘(他メンバーは隠していない)。答えかねていたとき、マネージャーから年末カウントダウンライブの報せを受ける。アイドル娘がセンターに抜擢される。「最近特に頑張っているだろう。いまのきみになら任せてもいいんじゃないか、と他の子たちも納得してくれた」
 奮起するアイドル娘。「きみのおかげだ」と手塚に礼を言う。
 先輩とゴタゴタしていて不安定な時期の手塚。「どうしてそんなに頑張れるのか」とアイドル娘に訊ねる。「きっと誰かが見ていてくれるから、頑張ったことは何一つ無駄にならない」と返したのち「それでも落ち込むときは誰でもあるだろうから」と手塚に気分転換(普段やらないこととか)をすすめる。

・冬
 誰よりも遅くまで居残って練習するアイドル娘に理由を訊ねるメンバー。「元気になってほしいヒトがいるんです」届かないかもしれないことも承知の上で。
 ライブ本番を無事好評で終える。その後、ファンに紛れて出待ちしていた手塚に瞠目するも、二人でどうにか抜け出す。「すごかった」と感想を告げられる。





 ――ここまでアナログでガリガリ殴り書いてありました。
 たぶん深夜の私も「なんか違うな」って気付いたんだと思います。

 余談ですが、普段はこんな感じのを地図代わりに文字を書き始めます。もどきなら一行ぐらいしかネタがありません。それを膨らませている間に脳内で必要な要素を考え、選別し、合格基準に達したものだけを表出させているつもりです。うまくいっているかどうかは定かではありません。
 なので私が「プロット」と呼んでいるものは、世間一般でいう「プロット」からは程遠いんだろうなぁ、と最近思います。たぶん私のプロットを読んでも、同じ思考回路のヒト以外は内容に予想がつかないんじゃないかと。上述したボツネタでおおまかなジャンルが予想できたヒトは同類ですね。ちなみにこのボツネタのジャンルは「友情」でした。