神様という奴がいたら前の私なら泣いてお願いしたかもしれない。転生なんていわゆるオタクという部類に入っていた私にとって嬉しすぎる話じゃないか。
物心つき始めた時から頭の断片にある記憶。それは私の前世だった。それだけでは転生というかただの生まれ変わりだと思うだろうけど、彼らと出会ってしまった。いるはずのない彼らと。過ごした1年なんてあっという間だった。


「今年も1年よろしくね、黒子くん」

「こちらこそよろしくお願いします、紅葉さん」


そして今日、私は帝光中学校2年になる。

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