「ん、くっ…ぁ、」 高尾は硬く尖り始めたその粒を押しつぶすようにしながら、コリコリと感触を確かめるように転がしてくる。 真っ赤に充血した乳首は触れられるだけで、ぞくぞくとした快感が下肢まで伝わった。 「へぇ、もう勃ってるじゃん」 高尾は、乳首への刺激だけで勃ち上がりかけた伊月の性器へと指を滑らすと、 ぎゅっと根元を握るように力を込める。 「いっぁ、!!痛い、っ…!」 戒められた性器は萎えることなく、その先端から雫を零しはじめてる。 「乳首だけでこんな感じてるなら、こっちに慣れるのも時間の問題か?」 「…あっ、」 いきなり指先で後孔に触れられ、反射的に窄まる。 ゆるりと周囲を撫でられると、恐怖と違和感にふるりと身体が震えた。 高尾が抑制された声で言う。 「ここに客のモノを受け入れて、心ゆくまで愉しんでもらう。端的に言えばお前の仕事はそれに尽きるね。 まぁ、そこに至るまでの奉仕の仕方やら娼姑としての振る舞いもきっちり仕込んでやるよ。 とりあえずここを慣らすとこから始めようか」 高尾は傍に置かれた小瓶から液体を掬うと、後孔に向けて滴らせる。 ぬるりとしたものが狭間を伝う感触に、 伊月はびくりと身体を震わすと、太腿を掴む高尾の手に力がこもった。 ゆっくりとした手つきで指先を後孔に押し付けてくる。 きつく窄まったそこをこじ開けるようにされて、引きつったような痛みが走る。 「…っ、」 「緩めねぇと辛いのは月乃だぞ?」 そのまま指をつぷっと沈められ、呻いてしまう。 痛みと異物感で力がこもり、それ以上は入りこませないようにと強く指を締め付けた。 「やぁ…っ、やだ、抜いて、ひっ…!」 腰を捻じるようにして指から逃げようと動くと、体内の指をさらに意識してしまい、伊月は動きを止め、震える息を吐き出すしかなかった。 「きっついな。まぁもう1本くらいはいけるか?」 高尾は先ほどの小瓶から液体を注ぎ足すと、それを塗り込めるように指先で襞を撫でる。 液体のぬめりを借りた人差し指に添えるように中指も挿入すると、開口部を押し広げる。 「ひっ!やっ、痛い!」 身体の中の最も秘められた部分を外気に晒され、中を弄られる感覚に恐怖を覚えて、思わず縋るように高尾を見上げる。 けれど高尾はなにも言わず、冷めた視線をこちらに向けるだけだ。 高尾は伊月を見下ろしたまま、ゆっくりと指を抜き差しする。 硬い指が後ろに出入りする感触と、くちゅくちゅと卑猥な水音に嫌悪感を覚えた。 ← (21/35) ← |