「うああああっ、やぁぁぁっ!!」

脳内で火花が散る。
閉じきれず開いたままの唇の端から唾液が溢れる。
全身が硬直し、のけぞった身体を痙攣が何度も突き抜ける。
意識が一瞬飛んだ。
気が付いたときには性器を突き刺していた器具のスイッチが切られ、
赤司の身体はベッドへと深く沈んだ。

「赤司くんには少し刺激が強すぎましたか?」

赤司の身体に、黒子が手を伸ばしてきた。
だが、固く尖った乳首が手のひらでぐりっと摩擦されただけで、びくりと身体が跳ね上がる。
性感がピークから下がっておらず、腰には重たくマグマが渦巻いたままだ。

「ん、ふぁ…あっ、」

乳首をただ撫でまわされているだけなのき、全身が震えるような悦楽が腰全体に広がり、足のつま先にまで力がこもった。
こね回すように弄んでいた指が触れるか触れないかの優しいタッチに変わる。
突起には触れず、周りの色づく部分をつまみ上げられ、赤司はもどかしさに腰を揺らした。

「ん…っ、テツ…、んぁっ!テツヤ…」

「おっぱいが気持ちいいんですか?」

黒子はもう片方の乳首へ顔を近づけるとちゅっと吸い付くように乳首へとキスをした。

「ひゃ…あっ、やっ、…」

「ちゃんと答えてください、赤司くん」

罰を与えるように黒子は乳首に歯を立てるとぐっと力を込めた。

「んぁぁぁっ!ひぃん…あっ、やっ、」

噛まれた状態で、先端だけを舌先で転がされる。
反対側は優しく撫でられ、その絶妙な力加減に赤司はすすり泣いた。

「ひぁ…おっぱい…ん、きもちい…あっん、」

すべての枷が吹き飛び、甘い喘ぎが唇をついて出た。

「よくできました。」

その言葉にふわりと笑った黒子は赤司の尿道から金属を抜き取ると、性器を取り出し、赤司の後孔へもあてがった。

「…っ、」

入り口に押し当てられた途端、黒子のものの熱さと質感がまざまざと伝わり、赤司は息を呑むのと同時に身体が昂ぶっていくのを感じた。

「僕がほしいですか?赤司くん」

ぐっと括約筋を押し開き、黒子の先端が後孔へと沈む。
襞が引き込むように伸縮する動きを感じると、黒子は腰を引き抜き取る。

「ん、やっ、テツヤ…っ!」

「答えなさい。僕がほしいですか?」

瞳を覗き込まれひくりと喉が鳴る。
震える唇から漏れた小さな言葉は赤司の切なる懇願だった。

「テツヤのが、ほしい…」

そのとき、ぐっと黒子の先端が入り口を押し開き、赤司の身体を引き裂いた。
狭いところを無理矢理押し開かれ、その熱さと凶暴さを直接体内で感じて、うめき声が漏れた。

「…っう、あっぁぁ…」

赤司が息を吐いた瞬間、緩んだ隙に最後まで一気に押し込まれる。

「んう…っ、」

感覚のないような深い部分まで開かれ、赤司の目からは涙が零れた。

「んっ、やっぱり狭いですね。泣くほど痛いですか?」

黒子は赤司の頬を優しく撫でると親指で涙を拭き取る。
まなじりにちゅっとキスをされ、ふっと身体から力が抜けた。

「動きますよ」

言うと、黒子は苦労して押し込んだものをゆっくりと抜き取っていく。
襞を強烈にえぐられる感覚に黒子のものを締め付けた。
抵抗を愉しむように先端ギリギリまで抜き取ると、また深くまで呑み込ませる。
腰骨のあたりをつかまれ、円を描くよう腰を動かされる。
自分の中にどれだけ大きなものが挿れられているのか、その動きによって苦しいほど思い知らされた。

「んっ、ぅ、はぁ、…んう」

狭い粘膜を慣らすように、ゆっくりとした動きがひたすら続けられる。
黒子が抜き出しする動きから突く動きへと変える。
黒子が突き立てる角度を変えると、稲妻のような刺激に身体が跳ねた。

「ひぁ…ああああっ、んや、」

初めての明確な快感に、赤司の襞はぎゅぅっと体内の性器を締め付ける。

「ここですね」

黒子がふふっと笑う。
黒子が動く度に、先ほど指で刺激されたときと同じような感覚が、身体の中で次々と弾けた。
指よりも大きい分、刺激も強い。

「あああっ、はぁ、んあっ!もう…テツヤ…っあ、テツヤ…うぅあっ!」

ガンガンと前立腺へ性器を叩きつけるように腰を動かされ、快感がスパークする。
ダラダラと零れる性器は解放を求めてゆるゆると揺れている。

「んふぅ…テツヤ…イきたっ、い!イかせてぇ、テツヤぁ…ああんっ、」

「ほんとはもう少し可愛くおねだりしてほしいんですが、可哀想なので許してあげましょう」

黒子は赤司の性器へ手を伸ばすと、赤司の根元を戒めていたコックリングを外す。
そのまま赤司の腰を掴み前立腺を擦るように突き上げた。

「んあああああああっ…っ、!」

快感が爆発的に連鎖し、ものすごい勢いで全身を染めた。
身体を震わせ白濁を迸らせる。
吐き出すたびに黒子のものをぎゅぅぎゅうと締め付け、強すぎる悦楽に唾液が溢れる。

「んっ、」

黒子は小さく呻くと、赤司の体内へと熱い精液を注いだ。

「可愛い赤司くん。愛していますよ…」







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