「ぅあ…っ!ぐっ…」

排泄器官へと異物の侵入するあまりの不快感に、赤司の身体が大きく震える。
侵入を感じるのと同時に力が込もり、それ以上は入り込ませまいと指を強く締め付けた。
だが、余計にその指の違和感を感じてしまう結果となり、唇が震える。

「…っ、あぁ…ッ、やだ、抜け!テツ…っ!」

繋がれた身体を懸命に捻じっても、指は抜けるどころかますます体内に深く入りこむばかりだ。
暴れれば暴れるほど襞に指が擦り付けられ、赤司は動きを止め、震える息を吐くしかなかった。

「狭いですね。でもすぐにここでも感じるようになりますよ」

黒子はそう言うと、さらに指を根元まで突き挿し、ゆっくりと抜き差しをする。
ジェルを足され、それを塗り込めるように指先が蠢いた。
襞の隅々を探るようになぞっていた黒子の指が、へその裏側のあたりにあるしこりをなぞったとき、電流が走るような感覚に息が詰まる。
反射的に身体に力が込もり、きゅぅっと指を締め付ける。

「っああああ…っ!ひぅ…っ、なに、あっ、ぅ…」

「ここですか?君の感じるところは」

黒子の指は見つけ出した場所から離れようとはせず、指の腹を押し付けるようにしてこね回した。

「ひぁ…っ、ああっ、やぁ!んっ、あッ」

グリグリと抉るように前立腺を弄られると、堰き止められた性器に鈍い痛みが走る。
射精を求めて赤黒くそそり立つ性器からは先走りの液が溢れ、蜜口からはまた新たな蜜を浮き出していた。

「ふふ。前を止めているから中が敏感みたいですね。今度はこっちの穴にも挿れてみましょうか。」

黒子は冷たい笑みを宿しそう言うと、赤司の中から指を引き抜き、金属製の棒のようなものを取り出した。

「なんだかわかりますか?」

黒子が問いかける。

「コレを尿道に挿れるんですよ。きっと感じやすい赤司くんは気に入ると思いますよ」

赤司の性器の先端を拳の間から出すように握りこまれ、奇妙な器具の先端が尿道口に押し当てられた。

「ふぁぁぁぁ…っ!」

狭い尿道の粘膜が冷たい金属で押し広げられ、入られる感覚に赤司の身体が硬直した。

「濡れているから入りやすいですね」

金属の棒は冷たいだけに、挿れられる感覚が嫌になるほどリアルに伝わってきた。
ぞくぞくと冷たい戦慄が肌を伝う。
何度か引っかかる部分はあったが、角度を変えられて奥まで突き刺される。

「うっ…うぁ…」

金属で尿道を貫かれる違和感と圧迫感に、赤司はうめかずにはいられなかった。

「全部入りましたね。」

身じろぎできないでいるうちに、性器の根元まで突き通されてしまう。
すると黒子は、その具合を確かめるためなのか、奥まで収めたそれを回転させながらゆっくりと引き抜いていく。
ちりちりとした痛みと重苦しさが、尿道から全身に広がる。
性器を内側から嬲られる感覚は射精のときの悦楽に似ていた。

「ふぁ…っ、あぅ…はぁ、っ」

狭い粘膜から蜜が絡んで金属とともに溢れ出す。
抜かれるのに抵抗するように全身に力が込もり、強制的に排尿でもさせられているような奇妙な感覚に射精の欲求が膨らんでいく。

「テツ…ヤぁ!もう…ああっ、」

溢れ出す蜜によって尿道に挿れられた金属が押し上げられ、蜜を吐き出してまた沈む。
そのときの金属が粘膜を擦れる焦ったいような刺激すら、快感を煽りたてた。

イきたい。
そのことしか考えられなくなる。
だが、残酷な責め苦はこれで終わりではなかった。

黒子が金属を弄ると、性器を突き刺している異物のスイッチがはいった。

「やぁぁぁっ!ああああぅ、っ!ひぃん…!」

敏感な尿道を強制的に小刻みに震わせられ、なにもかもがわからなくなるような快感が背筋を駆け抜けた。
じっとしていることが出来ず、腰ががくがくと揺れる。

「ぅあああああッ!やだ、っ!テツ…!テツ、っ、ぁぁぁっ!」

赤司を戒める手錠が狂おしく鳴り響く。
身体を仰け反らせ、腰を何度もひねり、どうにかして尿道に与えられる強烈な刺激から逃れようとした。
だが、深く突き刺さっているそれは、抜き取ることができない。

「イきた…あああぅ、ふぁっ!もう、やっ!やだ…っ、」

背筋が仰け反り、射精のために力がこもる。
だが、解放することはできない。
尿道に押し込まれた異物が、射精を物理的に塞ぎ、さらにはコックリングで根元を戒められている。
出口を塞がれた快感が体内で逆流するような苦しさに、赤司の身体は何度も反り返った。



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