尖った乳首を歯に引っ掻け、弾かれるだけで
ぴくんと腿が震え、下着に包まれた性器がじわりと濡れるのがわかった。

「可愛いな、赤司。そんなにここが感じるのか?」

灰崎は赤司の反応が楽しいらしく
ひたすら乳首ばかりを吸ったり、軽く噛んだりして刺激してくる。

「やぁ…っ、あっ、んあ」

唇で含まれてないほうの乳首は
指先で弄られ、丸まりそうなほどに身体がびくびく震えた。


膝で押し上げられてる性器は
先走りの汁で下着を汚し快感に震えている。
もう少しの快感を欲して赤司は灰崎の膝に股間を擦りつけた。

「あぁ…!っあ…ぁ、」

グイグイと股間を擦りつけると赤司の性器はどんどん膨らんでいく。
キツくなった下着を脱がそうと手を動かすも
縛られているため思うように動かず赤司は悶えた。

「イかせてほしい?」

乳首を弄るのをやめ、灰崎が赤司の顔を覗き込んだ。
快感に潤む瞳は先ほど強い光で睨みつけていたのと同じとは
思えないくらいに扇状的な目をしていた。
灰崎はゴクリと喉を動かした。
ちろりとうごめく赤司の舌に誘われ唇を合わせた。
歯列を割り、口腔を舐め回すと赤司から熱い吐息が漏れた。

「んぐ、っ…ん、ぅ」

舌を絡ませ堪能するようにキスをすると
嚥下しきれなかった唾液が赤司の唇から垂れた。
そのまま下腹部に手を伸ばし、赤司のジャージと下着を脱がす。


昂ぶりきった赤司のものが灰崎の前に晒された。
すでに濡れて、ひくひくと震えている。


そろりと性器を撫で上げると、先端から新たな蜜が漏れ出した。

「ああぁっ…!はっ、あっ、あぁ!」

灰崎の指が裏筋に沿って上下するだけでそこがひくついて脈打つ。
尿道口を少し強めに弄られると、
同じ刺激を欲して灰崎の指の動きに全神経が集中していく。

「こんなに濡れてんじゃねぇか。いやらしいな赤司。」

蜜に濡れた性器を灰崎がしごき上げたとき、
ぐちゅりと耳を覆いたくなるような猥雑な音が漏れた。

「ん、あっ、…ぁあ」

灰崎が赤司を嬲るように見つめたまま、
蜜に濡れて光る尿道口に手を伸ばした。
パクパクと呼吸するように震える小さな口を塞ぐように
グリグリと指を動かされ赤司の腰が大きく揺れる。
吐き出す息が熱かった。

「あ、っや、もう…いく…っ」

ゆらゆらと揺れる腰を止めることが出来ず
灰崎から与えられる新たな刺激を待つ。
灰崎はクスリと笑うと性器を扱くスピードを速め
ぷくりと腫れた乳首に甘噛みをした。

「んあぁぁ、ああああっ!」

びくんと大きく仰け反ると赤司は射精した。
快感の余韻に浸るように浅く呼吸している間にも
灰崎の指はその奥の後孔に伸ばされた。

「……っ!灰崎…やめろっそこは…」


尻の狭間をなぞられ慣れない刺激に赤司は跳ね上がった。







(9/35)


- ナノ -