紺碧片のオフェリア
- ナノ -

後書き


クロウお相手連載、4作目。紺碧片のオフェリア、本日完結いたしました。
あまり後書きを書かない性分なのですが、つらつらと書かせて頂きます!
どれもこれも思い入れがあるのですが、閃の軌跡というタイトルがついた4作で今日完結できたことを喜ばしく思います。

リアルタイムで苦しみつつ閃の軌跡、およびクロウ・アームブラストの生き様を追って来たからこそ、どうなるか分からない中、閃Uが出た5年前はこんな結末を書けるとは思いませんでした。
イフで夫婦の連載を書いていた位ですが、こうして流れを全て書いた上で結婚まで書けた奇跡に、私自身今も信じられない気持ちです。

12月31日という年の瀬にどうしても完結させたかったのは、閃Uにおいて12/31という日がクロウの命日だったからこそ、悲しい日にするのではなく、幸福に満ちた日にしたいという想いからでした。
7年前に『ナインティーン・ブルー』を書き始めて、まさか原作沿いを4本も書いて二人の関係性を描くカプがあるとは、と。そう思わずにはいられません。
ナインティーン・ブルー、blue Latir、レッセフェール、それから紺碧片のオフェリア。
最後に数えてみて気付いたのですが、このトータル話数77話目にして、実はミシュラムでのプロポーズの話でした。
偶然だったとはいえ、Z組といい、こう不思議な縁と偶然があるなぁとしみじみしております。
始めは『私がこのキャラクターが好きだから需要も関係なく私の為に書きたい!』という想いでただただひたすら書いて来たんですが、その中でも『軌跡を扱っているサイトを見付けてびっくりしました』だとか『軌跡を始めてみました!』だとか『クロウ先輩好きなので嬉しいです!』だとか。
そんな言葉を頂ける機会があって、自分の中だけで完結しそうだった閃の軌跡のクロウのお話によって出来た縁や、何か少しでも心の中に残ったのなら幸せなことだなぁと思います。

オフェリアの最終話。閃U、blue Latirの最終話と見比べて頂けると少し楽しいかもしれません。
閃メンバー中心の話が終わろうと、軌跡というシリーズが好きで、クロウというキャラクターがずっと好きだからこそ、創もありますしまだまだ書くと思うのですが。
これにて閃T〜Wという話はハッピーエンド、になります。
長い間、見守って下さり本当にありがとうございました!


ラズベリー少女と白線 内山夏 2020.12.31