GIVE | ナノ

にゃんにゃんにゃん

60000hit記念!
Dear氷華様 From凪響


海常ギャグ



2/22、巷でいう猫の日
その日に自身の身にこんなことが起ころうとは誰が思う?



『にっぎゃあぁぁああぁぁぁっ』
午前7時を5分ほど過ぎた頃
家中に…否、外にも響いただろう千愛の叫び声
それを聞きつけた両親が大慌てで部屋に来ようとしていた
『あ、ご、ごめっ、だいじょぶだから!なんでもないから!今日朝練で早く行かなきゃいけなかったの忘れてて…時間がないからすぐ行くね』
もっぱらの嘘を早口そういえば、「わかったわ、気をつけてね、部活頑張るのよ」と母の声がして階段を下りる足音が聞こえる
ホッと息をつくも事態は変わらない
(ど、どうしよう…てかなに!?この耳…しっぽもあるし…あ、ふわふわ…て!それどこじゃない!)
鏡を見ながらそんなことを思う
両親はなんとか誤魔化せた(顔合わせてないから)
が、問題はこれからの学校…否、今日は土曜日だから部活だけ
プレイヤーでないからといえど、休むわけにはいかない
しかたがない、と腹くくって準備を始める

なんとか両親に顔を合わせることなく家の外へ出られたわけで
学校までの徒歩8分間の距離は頭にタオルをおいて季節外れにも日傘をさして小走りに通り過ぎた


体育館に着くといつもどおりまだ誰もいなくて
一人体育館に入り、窓を開け準備をしていく
いつもならまだ部員は誰も来ない時間だからと油断していた
…タオルものけていた
倉庫からボールを出していたときにかすかな物音がしてそちらの方へ向けば立ち尽くす笠松、小堀、早川
目を輝かせている黄瀬、森山
一瞬なぜいつものように入ってこないのか悩んだ
のもつかの間
『………あっ!!!』
ぴゃっとすぐ近くにあった倉庫に隠れる
既に見られていて無駄な行為なのだが
「千愛っち!いまのなんスか!?ネコ耳!?ちょーかわいいっ!」
ぱたぱたと駆け寄ってくる黄瀬
『く、くるなぁああぁぁ!』
とっさに倉庫の扉を閉める千愛
「む…森山先輩!ヘルプっス!」
キラッキラと輝いた笑顔で森山を呼ぶ
「おう!まかせろ!」
それまた輝いた笑顔で返す森山
『ちょぉおおぉ』
男2人の力に可弱気乙女の力が勝つとお思いで?
ふ…はは、不可能というものさ

強引に引きずりだされ黄瀬と森山にいじられる
「千愛っち、かわいいっかわいいよ、千愛っちぃぃ!」
頬を紅潮させた黄瀬に激写される
(これ…ほんとにモデルか…?)
うわぁ…と引き気味に冷たい視線を送るも
その視線がさらにネコっぽくていい!なんて言われた
森山も相変わらずすぎてほんとにこの人は残念なイケメンだとしみじみ思った千愛だった
いつのまにやらそばに来ていた笠松たちも相変わらずで助けてなんてくれない
程々にしておけよ、なんてそんなのこの2人に通用するわけがないだろっとつっこみたいくらいだ



(ねーねー、千愛っち、耳さわってもいースか?)
(え、いーよ?ふわふわだったのよっ)
(あ、ほんとっスね!)
(え、どれどれ…)
(や…っ、ちょ、くすぐった…っ)

(((((か、かわい…っっ)))))



――――――――――――――――――
うっへーーーーい
遅くなりましたの、お祝いリクーーー!
最愛の氷華様に捧ぐ←

ねぇ、こんなんでよかった!?よかった!?
ギャグになってる!?
あー、むずかしいねぇ!
文句は聞くよ!
なんか海常とか言っときながら海常要素少ないきーするな…

ちょっとふわふわだった耳たちには気に入った千愛だったらいいwww

ごめんね…!遅くなった挙句こんなので…(;_;)
よければもらってあげてくだしゃんせ!
お持ち帰りは氷華様のみで!




prev / next

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -