GIVE | ナノ

君を独占したいから

Dear夢見憂様
相互記念
From凪響



花宮恋人




今日は文化祭です
霧崎第一の文化祭です!

私のクラスでの出し物はカフェ
もうじき当番も交代の時間、そろそろ真が迎えに来てくれるはず…

「千愛ー、来たz…「千愛ちゃーん、お迎えに上がりましたよー」…おいこら、原…!」
半分喧嘩になりながらやってきたのはよく見慣れたバスケ部の面々
(あれぇ…おかしいなぁ、真だけ来るんじゃなかったの?)
いつも通りの光景が微笑ましくなるものの廊下でそんなことやられちゃあ目立って仕方がない
クラスの女子たちもクスクスと笑うも「早く行ってあげなよ」と送り出してくれたからお礼を言い教室を出る

『お待たせ、…あのさ、なんでみんな集合なのかな…』
別に私は一緒でもいいといえばいいけど…真が明らか不機嫌だよなぁ
千愛はとりあえず初めに抱いた疑問を口にする
「え?そんなの俺らも千愛ちゃんと一緒に回りたいからに決まってんじゃん」
と、原くんに即答される
『あ、はは…そか、』
苦笑いしか出なかった
なぜか?
そんなの、決まってる
真が、真の顔がさらに険しくなったから
(殺…意が、にじみ出てる…)
心の中で原くんを拝む
それは古橋くんと、瀬戸くんもしているような気がした

なんやかんやで、真をなだめ一緒に回ることになった私たち
真も不機嫌なりにも楽しんでいるようで心なしか安心した

お昼時、昼食の調達にと屋台を回る
『う、わ…人いっぱいだね、真』
ちらりととなりにいる真をみる
「そーだな…」
ぽつりと言ったきり黙り込む真
ちょっとして何かをひらめいたようで、口元に薄く笑を浮かべる
「千愛、あいつらと俺、どっち取る?」
唐突な質問に少し驚くも『真』と答えたら満足そうに微笑み手を取られ握られる

「…ふは、迷子になんなよ?」

ぐいっと繋がれた手を引かれ人ごみの中へ入り込む
「え、おい!花宮!?」
原くんたちがなにか言っていたが気にしてられない
今はただ走るしかなかった
ただえさえ足の早い真についていくのでやっとなのだから
行き交う人を綺麗によけて走る真の姿がいつも以上にかっこよく見えたのは誰にも内緒

屋台のエリアを抜け人もまばらになったあたりで足を止める
『は…ぁ、つ、かれた…』
はぁはぁと肩で息をする私をよそに真は少し汗をかいたくらいであまり息も乱れていない
さすが主将してるだけあるな、なんて感心してしまう
「まけた、な
お疲れ、大丈夫か?」
真はぐるりとあたりを見渡した後、ぽんぽんと頭をなでてくれた
『ん、だい、じょぶ…!』
えへへっと笑えば微笑み返してくれた

そこからは二人でゆっくりいろんなところを回って楽しく過ごした
途中で一度原くんたちに再会したもののまたまいて逃げた
なんだかそれはそれで楽しかった

『真、楽しいね!』
「ふは、そうだな」

私たちの文化祭はもう少し続くのであった


――――――――――――
つあー、やっとかけた!\(^o^)/
お待たせしました!
花宮ー!
ぶんかさーい!
10、11の土日だww私、
がんばるwww

夢見憂様!
お待たせしました!
遅くなってしまい申し訳ないです
なにか文句等ございましたら遠慮なくおっしゃってくださいね!
ありがとうございました!

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