ずるいから好きです
▽赤司
帝光設定。
「心愛…どういう事だい?」
黒い赤司の笑顔。
『えぇ〜と…あ、赤司…それには深〜い訳が…』
「ほぅ?俺にわかるように教えてくれないか?」
何故赤司がこんな怒っているのかと言うと…。
―廊下にて。
『ねー大輝!』
「あ?ンだよ」
『赤司ってさ〜…
ムッツリっぽくない?』
「ブホッ!!確かに!」
『でしょでしょ!?あの童顔がムッツリっぽいんだよね〜』
「くくっ…オメーいいセンス持ってんじゃねェか」
『ふっふーん』
「そうだな。馬鹿のセンスはありそうだ」
「だな!…って赤司イ イィィィ!!」
『え?…ぎゃああぁあぁ!!』
振り返ると、赤司がいた。そりゃぁ、万弁の笑みで(目は 笑っていないが)。
赤司を見るなり一目散に大輝は逃げ出した。
『てんめええぇぇえぇ!!大輝イ イィィィ!!』
後で、ボディーブローでもかまさなければ…。
「…心愛?」
赤司が一歩、一歩と私に近付 いてくる。それに合わせて、 私も一歩、一歩と退く。
「何で逃げるの?俺はお前と話がしたいんだ」
『私はお断りしますー!!』
「ハッ!…俺の言う事は?」
『……絶対です』
『すいませんでしたああぁぁあぁ!!』
「駄目だな。お仕置きだ。 目、瞑れ」
私は内心びくびくしながら目を瞑った。
ちゅ
「まだまだ足りないからな。
…好きだから」
今日の日記
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赤司にキスされた。
しかも唇。
後告白。
『全っ然ムードがねえんだよ!!』
だが、私の顔は真っ赤になっていた。
<翌日>
(死ね大輝イイィィィ!!)
(ぐほォッ!!)
(はースッキリ)
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