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体育館はどこですか

《どうしよう聖薔薇》
《どうしようか赤薔薇》
うーんと悩んでいると
「ねぇねぇ、そこの2人っ
見かけない顔だけど転入生かなにかっスか?」
突然頭が黄色い男の人に話しかけれた2人
《男の人だよ聖薔薇…》
《けっこうかっこいいね》
《ね、…じゃなくて!》
《わかってるよ赤薔薇
体育館の場所聞いちゃおうよ》
《だね》
『あの、私たち今日からの編入生なの
体育館の場所がわからないのだけれど案内お願いできますか』
無視?無視?とおろおろしだした黄色に話しかける聖薔薇
「編入生!へぇ、何年生なんスか?
体育館なら俺も行くっスから一緒に行こうっス!」
キラキラした笑顔の黄色
『2年です』
『案内ありがとうございます』
ぺこりと揃ってお辞儀すれば
「息ぴったし!すごいっス!!
2人は双子なんっスよね?
かわいいー!
俺、黄瀬涼太って言うっス!
あ、俺も2年なんでタメ語でいいっスよ」
にこにことしゃべる黄色いの
じゃあ、行こうかと歩き出した
《面白い人だね聖薔薇》
《だね赤薔薇》
《《わんこみたいだね…!》》
そう思いながら2人は名前を名乗った


「それで、2人は体育館になんの用なんスか?知り合いでもいるんスか?」
『いないよ』
『バスケ部見に行くの』
「バスケ部入部希望っスか?あ、女子バスの方だった?なら体育館違うんだけど…」
『ん、女子バスを見にきた』
『入るかは見てから決めるの』
「じゃあそっちに案内するっスね」

そうして案内された体育館では十数名の女子バスのプレーヤーが練習していた
《ねぇ、聖薔薇》
《うん、赤薔薇》
《《あんまりだね…》》
《どうする?男バス見に行く?》
《男バスはここ、強いんだっけ?》
《でも男バスじゃ、バスケできないよね》
《でもこの女子バスではやだよ》
じーっと体育館内を見つめ"心の会話"で話をする2人
「あのー…お2人さん?俺これで行くっスよ?」
立ち去ろうとする黄色いのもとい黄瀬
『あっ、待って』
『男バスも見たいの』
ぎゅっと袖をつかみ引き留める
「…っ、こ、こっちっス」
少し顔を赤くした黄瀬
『『ありがとうっ』』
《この人いい人だね》
《だね、好きっ》
《あ、私もっ》
《《わんこみたいで!》》


―――――――――――
女子バスアウトー!(笑)
男バスすごいけど女子バスあんまりとかに勝手にしてごめんね!帝光!!

こうして黄瀬くんは好かれましたとさ
よかったね!
次からやっとみんなに会わせます
頑張りたい…

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