short | ナノ

おもちだって妬けちゃうの

日向恋人







昼休み
「日向くん!ちょっといい?」
親友兼監督の相田が彼氏の日向を呼ぶ
別に珍しい光景じゃない
何せ片やバスケ部監督
片やバスケ部主将
2人で話してるのも肩並べて歩いてるのも今に始まったことじゃない
「ちょっと行ってくるわ」
そう言い残して相田のもとへ
1人取り残された純愛
(むーん…リコならさ…とられるかもーなんて心配はいらないんだけどさ
やっぱああいう風にされちゃあ
焼きもちくらい妬くよ?)
机にべったーっと伏せて1人頭の中で思う
するとしばらくして日向が帰ってきた
「なにやってんだ?純愛」
前の机の椅子に向かい合わせになるように座る日向
『んー…いろいろ考え事デス』
うつ伏せのままそう答える
「ふーん?」
(ふーんって…そこなんか聞いてよ!

私、彼女だ、よ……彼女、だよね…?


ああ…だめだ
一度思うとどんどん悪い方向にいっちゃう…)

ポロ…っと涙が落ちる
『…っ』
手で顔を隠せば日向が気づいてこちらを見る
「純愛?」
『…なん、でもない…』
「なんでもなくないだろ?どうしたんだよ」
ぽんぽんと頭を優しく叩かれる
(ああ、私、日向くんのその大きな手、好き…)
そう思えば涙が止まらなくなって
『…っ、ぅ…っ』
「純愛!?」
ぎょっとする日向
「ちょ…とりあえず来いっ」
教室を出て屋上へ連れ出された

「どうしたんだよ純愛…」
いまだボロボロと泣く純愛の顔を覗きこむ
『…っ、のね、好きなの…日向くんが、っ…
リコと部活の話だって、わかっ、てる…けど、行ってほしく、ない…の…
わがままだって、わかってる、けど…っ日向くんが、好きだから…っ
ひゅ、がくんの、彼女は…私なの…っ
私…っ』
そこまで言ってそのあとは言えなかった
日向に抱き締められたから
「ごめん、純愛
不謹慎だろうけどすげぇ嬉しい
心配すんな、監督はただの監督だから
俺が好きなのは純愛だけだから」
『…っ…ひゅ、がく…っ』
ぎゅうっと抱き締め返す
しばらくしたらすっと体を離されキスされた
もう涙はでなかった

「俺の一番は純愛だけだからな…っ」
恥ずかしそうにそっぽ向いて言う日向
耳まで真っ赤で思わず笑ってしまった
『…ふふっ耳、真っ赤ーっ』
「…うっせ…」
『日向くん、だーいすきっ』


―――――――――
日向!
あめーっ(笑)

きっと日向くんの彼女は絶対一度はリコに嫉妬する、はず…

っあー
わけわからんくなった気もするよ\(^o^)/

とりあえずよしとするw

そしてえり様!
お待たせいたしました!
またのリクおまちしておりますっ

prev / next

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -