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焦れったいったらありゃしない

笠松







私、純愛は片想い中なのです
2つ上の先輩で、私がマネージャーしているバスケ部の主将さんで…
でも、先輩は異性が苦手でマネージャー業以外で話したことはないどころかマネージャー業の話ですら2人でだとままならない
でも、今日2人で話できた…!練習の話だったけど!
(いつも黄瀬くんとかがいて、だもんね…
あーっ悩んででもダメだ!
見込みないのもわかってたでしょ!
高望みはしないって決めたし、ただそばにいられたらそれでいいよ

先輩の引退まで、それまでそばで支えていきたい…)

「純愛っち!なーに神妙な顔してんっスかー?
あー、もしかして笠松先輩のこと考えてた?」
休憩の時にやってきた黄瀬
黄瀬には笠松のこと好きなのもいってある
よき相談者なのだ
『う…あながち外れではない…とだけいっとく…』
「ほんっと、笠松先輩のこと好きっスねー
告白しちゃえば?」
『な!?
嫌よ…断られるのわかってて何で告うのよ…やだ
気まずくなりたくないもの
先輩が引退するまでそばで支えたいの』
そういうとははって笑われた
「まあ、そりゃそーっスよね
断られたら練習来づらいっスよねー」
『黄瀬くんって時々わかんない』
「よく言われるっス
…まあ、所詮断られたらの話っスけどね」
『…?黄瀬くんどういう…』
「おっと、練習戻んないとっスね」
ひらひらと手をふって練習に戻っていった
『…いい逃げ?てか、結局どういう意味よ…』




―――練習前

「黄瀬…」
「わっ、どーしたんっスか?笠松先輩」
「…純愛と話した…」
「えっ、二人っきりでっスか!?」
「…ああ」
(あの、笠松先輩がねぇ…)
「それで?どーだったんスか?」
たぶん今俺にやにやしてると思う
「……やっぱ、好きだなって…

……ってなににやにやしてんだよ
気持ち悪い」
ガッと足蹴りされた
「いっ!!
っ〜…もういっそのこと告白しちゃえばどうっスか?」
「無理」
「即答っスか…」
「断られたら…気まずくなんだろが
それだけは嫌だ
せめて引退するまで純愛に俺のプレーを見ててほしい」
「先輩…」

――

(どうしてこうも思いあってるくせにすれちがってんスかね
まったく…見てるこっちがじれったいって言うか…
さっさと引っ付けよ!)




――――――――――
笠松せんぱーい

初夢!
笠松先輩誰ってなるな…これ…
おおう…

片想い×片想いで両方から相談される黄瀬くん
双方の気持ち知ってるからさっさと告って付き合えよって気持ちで一杯ww
告白進めるもどっちもが拒否ってさーどーしましょうかって思案してくれたらいいです
なんだか笠松夢なのかわからないな…
でもこういうのも楽しいです



リクありがとうございました

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