short | ナノ

狂った愛情

赤司
ヤンデレ








ねぇ純愛
好きだよ
純愛を愛してる
ねぇ、どうしてあいつを見るの?
どうして僕だけじゃだめなの?
ねぇ…純愛…




『赤司、くん…
なに、ここ…これな、に…』
薄暗い見たことない部屋
片足についている枷
それからのびるベッドに繋がった鎖
首には鈴のついた首輪
少し動けばチリンと音がする
「なに、って…首輪、枷と鎖だよ
ここは僕の別荘の一部屋」
にっこりという赤司
『な、んで…』
「なんで?
純愛が欲しいからだよ」
『は…?』
理解できない言葉に目を見開く
「純愛が他のやつばっかり見るからいけないんだよ?」
ぐいっと首輪を引っ張られる
『…っ
や…赤司、く…ここから、出して…』
「ダメだよ純愛
ここから出したら君はまた他のやつを見るだろう?僕を見てはくれなくなるだろう?
そんなのダメ…
だからこれからはここで2人で暮らすんだ!素敵だろう?」
頬を両手で挟まれる
『い、やぁっ
離してっ、ここから出してっ』
腕をふって赤司から離れる
「…純愛、僕に逆らうことは許さないよ」
ガッと押し倒され首を絞められる
『く…っ、あ』
「純愛のこと愛してるから今回は許してあげる
でも次はないよ…?」
ギリギリと絞められ、落ちる寸前で離される
一気に入り込む酸素にむせる
『げほっ…』
「純愛、僕は君にこんなことしたくないんだ」
頬に触れる手にびくりと体をふるわせる
「純愛にこんなことしたくない…
だからいい子にしてくれるよね?
そうすれば痛いことはしない…
純愛を愛しているから」
細める目、言葉を紡ぐ唇、触れる手すべてが恐ろしくて吐き気がする

でも、ここからは出られない

この人からは逃げられない

痛いことなんてイヤだ…

ならば…ならば
私の選択肢はヒトツだけ…



『……いい子にすれば痛いことしない…?』
震える唇で紡いだ言葉
「しないよ
純愛が好きだから、愛しているから
いい子にするなら優しくしてあげる」
にっこり笑う赤司

『________』
にっこり微笑み返す純愛の目は深い闇色に染まっていた



逃げられないなら、出られないなら
この選択肢を選びましょう
これで生きられるなら
この選択肢を甘んじて受け入れましょう

私は私を生かすため

私は私を犠牲にします


――――あなたを愛するわ



(愛してる純愛)

(私があなたを本当に愛する日は来るのでしょうか?)


――――――――――――
ヤンデレ赤司
いっぺん消えた…
つらかった
書いて、タイトル考えよったら消えよってからに…
ショックじゃわこんちくしょうっ

ヤンデレなんでしょうかね?
ヤンデレになってますでしょうか??
うーん難しい

首絞められるのってすっごく苦しいですからね
それへの恐怖でこれを受け入れます
逆らう=死になるなら
受け入れる=生ですからね
一瞬で心壊れてますね…

でもちゃんと言うこと聞けば優しいので少しずつ笑っていけるようになってほしいですね


リクエストありがとうございました!

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